談話

パレスチナ新内閣発足について(外務大臣談話)

平成26年6月4日

英語版 (English)

1 我が国は,6月2日にアッバース・パレスチナ自治政府大統領の下でパレスチナ新内閣が発足し,同大統領が(ア)イスラエルに対する暴力の放棄,(イ)イスラエルの承認,(ウ)(中東和平に関する)過去の合意の遵守(いわゆる「カルテット三原則」)の受入を表明したことを歓迎します。

2 我が国は,アッバース大統領の指導の下,パレスチナの分断状況が終結するとともに,新内閣がイスラエルとの和平プロセス前進に向けて一層取り組むことを強く期待します。そして,「二国家解決」に基づく公正,永続的かつ包括的な和平実現に向けて,イスラエルとパレスチナの交渉が速やかに再開されることを強く希望します。

3 我が国は,引き続き「平和と繁栄の回廊」構想や「パレスチナ開発のための東アジア協力促進会合(CEAPAD)」の推進を含め,和平プロセスを政治,経済両面から後押ししていく考えです。

【参考】

1 6月2日午後1時(現地時間),ラマッラのパレスチナ自治政府(PA)大統領府にて,新PA内閣(第17代)閣僚の就任宣誓式が行われた。

2 6月3日付現地報道によれば,同月2日,アッバース大統領は新内閣初閣議において,以下を述べたとされる。

(1)我々は分裂を終結させた。我々は,国民和解実現に向けた道を進んでいる。

(2)この内閣は,過去の内閣と同様に,地域・社会機構の整備,アカウンタビリティ,法の支配,国際法の尊重といった原則や基盤に基づいて(内閣の任務を)継承する。

(3)(イスラエルとの)交渉へのコミットメントを確認する。交渉が,我々の権利実現に向けた最善の道であることを,我々は知っている。

(4)政府(PA)は,67年国境に基づく「二国家解決」の原則,また,イスラエル国の承認,暴力の放棄,カルテットの決定を含む過去の合意についてコミットする。加えて,人民の利益のために,イスラエルとの治安協力へのコミットメントも確認する。

(5)新内閣の任務は,選挙のファシリテイトである。我々は,選挙を6ヶ月以内に行うことで合意した。我々は,一両日中に,あなた方と中央選挙委員会(CEC)に宛てて,選挙準備と,CECとの合意により決定される選挙日程に関する書簡を発出する。


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