外務大臣談話
目時政彦氏の万国郵便連合(UPU)次期国際事務局長選出について(外務大臣談話)
令和3年8月25日
- 8月25日、万国郵便連合(UPU)国際事務局長選挙が行われ、日本の候補である目時政彦氏が次期事務局長として選出されたことを歓迎します。
- 目時氏は、選挙で選出された6人目の日本人の国連機関の長であり、日本の人材が、国際機関の重要なポストで活躍することは、国際社会のルール形成における日本の存在感を高め、また、日本と国際機関との関係をより強化する観点からも非常に重要なことです。
- 今回の目時氏の当選は、国際郵便ビジネスの分野のみならず、行政及び外交の分野に幅広い経験と知見を有する目時氏の資質及び日本によるこれまでの取組への国際社会の高い評価の表れであると考えます。
- 今後とも、日本はUPUと連携しながら、成長著しい電子商取引分野を含め、国際物流の世界を支えるための公正で開かれたルール作りに向け、積極的に貢献していきます。
[参考1]万国郵便連合(UPU)
万国郵便連合(UPU)は、郵便業務の効果的運営によって諸国民の通信連絡を増進し、文化、社会及び経済の分野における国際協力に寄与することを目的とする国連専門機関。
[参考2]日本人の国連機関の長(注:(1)~(4)は国連専門機関、(5)は国連関連機関)
(1)世界保健機関(WHO)中嶋宏事務局長:1988年~1998年(2期)
(2)国際電気通信連合(ITU)内海善雄事務総局長:1999年~2006年(2期)
(3)国連教育科学文化機関(UNESCO)松浦晃一郎事務局長:1999年~2009年(2期)
(4)国際海事機関(IMO)関水康司事務局長:2012年~2015年(1期)
(5)国際原子力機関(IAEA)天野之弥事務局長:2009年~2019年(3期)