外務報道官談話

令和3年7月2日
  1. 我が国は、6月28日、エチオピア連邦民主共和国政府がティグライ州における「一方的人道的停戦」を宣言したことについて、同州における人道・人権状況の改善の観点からも注視しています。
  2. 我が国は、引き続き、ティグライ州全域の即時かつ実効的な人道アクセスの確保、エリトリア軍の即時撤退及び人権犯罪の責任者の処罰について、早急かつ目に見える形での進展を求めます。また、我が国は、この機会を捉え、ティグライ州における平和と安定の実現に向け、全ての関係者が更なる取組みを行うよう呼びかけます。
  3. 我が国は、引き続き、事態の早期収拾に向けて国際社会と連携していく考えです。

[参考]
 2020年11月4日、アビィ首相は、ティグライ州に駐屯する国防軍が、ティグライ人民解放戦線(TPLF)から攻撃を受けたとして、「法執行活動」の開始を宣言。同月28日には州都メケレを制圧したが、その後も衝突が継続。
 2021年6月28日、TPLFがメケレを奪還。同日、エチオピア政府は、人道アクセスや作付けの実施及び国内避難民の帰還を促す等の理由により、「一方的人道的停戦」を宣言した。


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