国際機関を通じた協力

令和6年12月6日
集合写真に応じるオロニサキン国連大学理事会議長、マルワラ国連大学学長、小林環境副大臣、生稲外務大臣政務官、金城文部科学大臣政務官
挨拶を行う生稲外務大臣政務官

 12月5日、第82回国連大学理事会の機会に、日本に本部を置く唯一の国連機関である国連大学とホスト国である我が国の関係者との協力関係の促進を目的として、国連大学理事を迎え、外務省主催レセプションを開催しました。

 同レセプションには、オロニサキン国連大学理事会議長及びマルワラ国連大学学長を始めとする国連大学幹部、小林環境副大臣、金城文部科学大臣政務官、我が国の政財会、学界関係者等約140名が出席しました。外務省からは、主催者として生稲外務大臣政務官が概要以下のとおり挨拶を述べました。

  1. 国連大学の発展に向けて多大な貢献をしていただいている国連大学理事の皆様の来日を心から歓迎する。
  2. 国連大学は、国連機関全体のシンクタンクとしてSDGsの実現を含む地球規模課題の解決に向けた研究を行うとともに、近年では、大学院学位プログラム等により次世代を担う人々を育てる教育機関としての役割も強化されている。
  3. 2025年に国連大学は設立50周年を迎える。日本政府は、我が国に本部を置く唯一の国連機関である国連大学の活動を最大限支援するとともに、同大学との連携を引き続き強化していく考えである。
(参考1)国際連合大学について

 国際連合大学は、日本に本部を置く唯一の国連機関であり、世界12か国に13の研究所やプログラムを持つ。国連と国連加盟国が関心を寄せる緊急性の高い地球規模課題又は地域に関係のあるテーマに重点を置いた研究を行っている。2010年には大学院学位プログラムを開設。国連機関等で活躍する人材の輩出を目指している。

(参考2)国連大学理事会

 国連大学理事会は、国連大学の最高意思決定機関であり、年2回開催される。第82回目となる今次理事会は、2025年12月5日から12月6日にかけて、同大学本部において開催され、同大学の運営方針等を審議・決定する。国連大学の12名の理事は、個人の資格で国連事務総長及びユネスコ事務局長によって任命され、各国の主要な大学の学長をはじめとする各国におけるオピニオン・リーダーが含まれている。任期は原則6年、日本からは、佐藤地JR東日本商事顧問が理事を務めている。


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