岸田外務大臣

平成25年6月1日
1. 本1日午後1時から約45分間,横浜において,岸田文雄外務大臣は,昼食会を主催し,主要国際機関の長等と意見交換を行いました。

2. 冒頭,岸田外務大臣から,アフリカの開発を効果的に実施する上で国際機関との緊密な連携が不可欠であり,二国間援助とマルチの援助の強みを活かした協力を強化していきたい旨述べました。また,ポストMDGsについて,効果的な枠組みの策定に向け,各機関と一層緊密に連携していきたい旨述べました。

3. 出席した国際機関の長等を代表し,ヘレン・クラークUNDP総裁(Miss Helen Clark, Administrator of UNDP)から,TICADプロセスや多くの国際機関に対する日本の継続的な貢献について非常に感謝している旨述べました。また,出席した他の国際機関の長等から,それぞれの活動分野及びアフリカの持続可能な開発において人間の安全保障の考え方が重要かつ有効である旨述べました。

4. 岸田外務大臣から,今般,日本政府として「国際保健外交戦略」を策定したことを紹介したのに対し,出席者から支持を得ました。また,岸田外務大臣から,更に多くの邦人が国際機関で活躍できるよう努力したい旨述べ,国際機関の長等に理解と協力を求めました。さらに,アフリカ開発やその他の課題につき引き続き日本と国際機関等との間で連携を強めていくことを確認しました。

(参考)昼食会出席者
ヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁
ジョゼ・グラツィアーノ・ダ・シルバ国連食糧農業機関(FAO)事務局長
カナヨ・フェリックス・ヌワンゼ国際農業開発基金(IFAD)総裁
関水康司・国際海事機関(IMO)事務局長
アントニオ・マヌエル・デ・オリヴェイラ・グテーレス国連難民高等弁務官(UNHCR)
アンソニー・レーク国連児童基金(UNICEF)事務局長
カンデ・ユムケラー国連工業開発機関(UNIDO)事務局長
ユーリ・ヴィクトロヴィチ・フェドートフ国連薬物犯罪事務所(UNODC)事務局長
アーサリン・カズン国連世界食糧計画(WFP)事務局長
マーガレット・チャン世界保健機関(WHO)事務局長
リチャード・ディクタス国連ボランティア(UNV)事務局長
セス・バークレー・ワクチンと予防接種のための世界的同盟(GAVI)事務局長
マーク・ダイブル世界エイズ・結核・マラリア対策基金(GFATM)事務局長
ウィリアム・スウィング国際移住機関(IOM)事務局長
御厨邦雄・世界税関機構(WCO)事務総局長

第5回アフリカ開発会議(結果概要)岸田外務大臣へ戻る