経済協力開発機構(OECD)
OECD東南アジア地域プログラム(SEARP)地域フォーラム(結果概要)
令和3年5月21日


5月20日、OECD東南アジア地域プログラム(SEARP)地域フォーラムがテレビ会議形式で開催され、我が国から鷲尾外務副大臣が参加したところ、概要は以下のとおりです。
- 今次会合のテーマは「東南アジアにおける人材開発:より良い回復のための競争力育成」(Human Capital Development in Southeast Asia: Fostering Competitiveness to Build Back Better)であり(韓国及びタイが共同議長国)、OECD加盟国及びASEAN等が参加しました。
- セッション1「デジタル化する社会における人材と競争力」において、鷲尾外務副大臣は、(1)日本のデジタル化、特に教育分野の取組、(2)デジタル分野での日本の対ASEAN協力、(3)ASEANとOECDとの間の今後の協力について発信しました。
- その中で、鷲尾副大臣から、我が国は対ASEAN協力としてデジタル経済などに対応し、企業の高度化をけん引する人材の育成を目的として「産業人材育成イニシアティブ2.0」を実施している旨述べました。また、副大臣から、東南アジアを含め世界全体が持続的な形で発展していくため、OECDとともに、質の高いスタンダードやルール作り及びその普及のための活動に取り組んでいく旨述べました。
[参考]経済協力開発機構(OECD)東南アジア地域プログラム(SEARP)(概要)
OECDとASEAN加盟国間の政策対話などを通じて、主に東南アジア諸国のOECDのルールやスタンダードへの参加や国内改革を促すためのプログラム。2014年のOECD閣僚理事会(議長国:日本)において、安倍総理大臣(当時)出席の下で設立。日本は発足時から2018年までインドネシアとともに共同議長国を務め、プログラムの運営を主導。現共同議長国は韓国とタイ(2018年~)。