人の交流
バッハ国際オリンピック委員会(IOC)会長による菅総理大臣表敬
令和3年7月14日


7月14日、午後3時20分から約20分間、菅義偉内閣総理大臣は、トーマス・バッハIOC会長(Mr. Thomas BACH, President of the International Olympic Committee)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、菅総理大臣から、東京オリンピック・パラリンピック競技大会に関し、アスリートが躍動する姿を通じて、未来をになう子どもや若者に夢と感動を伝えるとともに、世界が新型コロナという大きな困難に直面する今だからこそ、東京大会では、世界が団結し、人類の努力と叡智によって、難局を乗り越えていけることを日本から世界に発信したい旨述べました。
- これに対し、バッハ会長から、現在、世界中のアスリートが東京を目指して最後の練習に励んでおり、東京大会は、新型コロナという世界の困難を乗り越え、連帯の力をアスリートが率先して示す歴史的な機会となる旨述べました。
- また、菅総理大臣から、政府として、万全な感染対策を講じ、安全・安心な大会を実現する決意であり、その中で、全ての参加者が感染対策をはじめ適切な行動をとることが、国民の理解、大会の成功のために不可欠であり、IOCは主催者として、選手や大会関係者に徹底をいただきたい旨述べました。
- これに対し、バッハ会長から、困難な状況の下で、アスリートを迎え入れる東京の人々に対する心からの敬意及び感謝の意が示された上で、既に東京大会に参加するアスリートは85%、IOC関係者はほぼ100%、メディア関係者も70~80%の高い割合でワクチン接種を終えているとの報告があり、加えて、日本の極めて厳格な感染対策により、過去に例を見ないほど万全の準備が整ってきており、安全・安心な大会開催に向けた日本の取組を高く評価する旨述べるとともに、IOCとしても、引き続き全面的に協力する考えである旨の発言がありました。
- 両者は、安全・安心な東京大会を成功させ、世界中のすべての人々に連帯と希望をもたらすよう、引き続き連携して取り組むことで一致しました。