人の交流
バッハ国際オリンピック委員会(IOC)会長による菅総理大臣表敬
令和2年11月16日
11月16日、午前11時15分から約30分間、菅義偉内閣総理大臣は、トーマス・バッハIOC会長(Mr. Thomas BACH, President of the International Olympic Committee)による表敬を受けたところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、菅総理大臣から、バッハ会長の訪日を歓迎し、来夏の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に関し、人類がウイルスに打ち勝った証として、そして、東日本大震災から復興しつつある姿を世界に発信する「復興オリンピック・パラリンピック」として、東京大会の開催を実現する決意である旨述べました。
- これに対し、バッハ会長は、東京大会は世界全体に資するものであり、東京大会を必ず実現し、成功させる旨述べました。
- 菅総理大臣からバッハ会長に対し、東京大会に向けた最大の課題である新型コロナ対策につき、関係機関を集めた会議で総合的な対策を検討中であり、日本におけるスポーツ大会に参加する外国人選手等が、入国後の14日間の待機期間中に当該大会に参加できる仕組みの運用も最近開始し、今年中には東京大会に向けた中間整理を行う旨を説明しました。また、日本国内では多くのスポーツイベントが観客参加の下、再開しており、野球の試合では規制の上限を上げた技術実証を行っていること、東京大会では、観客の参加を想定し、規制の上限や防疫措置の在り方等について検討を進めていることを紹介しました。
- 菅総理大臣とバッハ会長は、来年の東京大会開催を必ず実現し、安全・安心な大会に向け、今後とも緊密に協力していくことで一致しました。