人の交流
スポーツ・フォー・トゥモロー 東ティモールからのマラソン関係者の招へい


概要
外務省は,平成30年度「スポーツ外交推進事業」として,12月5日から11日まで,東ティモールから体育協会会長,同役員及びマラソン関係者(計4名)を我が国に招へいしました。滞在中は,公益財団法人日本陸上競技連盟の協力を得て,味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)の視察,「さいたま国際マラソン」大会に参加した他,2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会のホストタウンとなっている長野県伊那市への訪問,外務省への表敬訪問,都内視察等を行いました。
この事業は,日本政府のスポーツを通じた国際貢献策「Sport for Tomorrow」の一環として,スポーツ分野における国際協力と国際交流の促進を図ることを目的として実施したものです。
コメント
招へい者側コメント
東ティモール体育協会会長 アフラニオ・サビエール・アマラル氏
この度は,2018年12月9日開催の「さいたま国際マラソン」参加の機会をいただき,お礼申し上げます。また,選手の当マラソン大会参加のみならず,2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の準備状況等についても視察の機会を設けていただきました。これらの視察を通して我々は,日本文化や2020年東京大会についての知識を深めることができました。
さらに,「ホストタウン」である長野県伊那市も訪問し,伊那市長から大変温かい歓迎とおもてなしをいただいたことに感謝いたします。
最後に今回のご招待に対し重ねてお礼を申し上げます。
受け入れ側コメント
日本陸上競技連盟 専務理事 尾縣貢氏
この度,外務省が実施している「スポーツ外交推進事業」を通して,当連盟が主催する「さいたま国際マラソン」に東ティモール陸上競技連盟の男子選手を受け入れました。本事業には,東ティモール陸連のアフラニオ会長他役員も同行しましたが,この機会を捉えて,味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)の視察や陸上競技連盟間の情報交換会を開催し,交流を深めることが出来ました。
東ティモールの陸上環境はまだ十分に整備されておらず,日本のマラソン文化やNTCの充実した練習環境には感銘を受けていましたが,非常に熱心に質問をされるなど,東ティモール陸上界の発展に対する熱い想いが感じられました。
今回来日したマラソンのレトゥ選手は,東ティモールを代表する選手として,2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会への参加を目指しており,更なる強化と日本での再レースを目標に,帰国の途につかれました。
このような貴重な事業に関われたことに深く感謝申し上げますと同時に,今後もこの様な機会を通じて,国際交流とアジアにおけるスポーツの発展に貢献していきたいと考えております。