人の交流

令和元年8月20日
(写真1)フィンランドへの剣道指導者の派遣(集合写真)
(写真2)フィンランドへの剣道指導者の派遣(剣道講習会の様子)
(写真3)フィンランドへの剣道指導者の派遣(合同稽古の様子)

概要

 外務省は,令和元年度のスポーツ外交推進事業により,日・フィンランド外交関係樹立100周年記念事業の一環として,8月14日から20日まで,一般社団法人全日本剣道連盟の協力を得て,日本人剣道指導者3名をフィンランドへ派遣しました。首都ヘルシンキにおいて,文化交流講演,地元剣士との交歓稽古会,祝賀武道演武,剣道講習会等が行われ,フィンランド国内からの参加者のみならず,周辺国からの参加を得て,多くの剣道関係者との交流を行いました。

 この事業は,日本政府のスポーツを通じた国際貢献策「Sport for Tomorrow」の一環として,スポーツ分野における国際協力と国際交流の促進を図ることを目的として実施したものです。

コメント

派遣者側コメント

舟木隆 全日本剣道連盟常任理事・国際委員会委員長

 今回の派遣では,フィンランド剣道協会の協力を得て,少年,少女の初心者から剣道7段の上級者まで100名を超える参加者がありました。基本から高度な技まで,熟練度に応じ講習も丁寧になされ,参加者も熱心に受講していました。
 この講習会で学んだことを日々の剣道の稽古に生かして,フィンランドの剣道の発展に役立ていただくことを期待したいです。

受講者側コメント

ミカ・カンカイネン フィンランド剣道協会会長

 日本の高段位の先生方による稽古に,参加者は大変満足しました。
 また,本プログラムを通じて,日・フィンランド双方の良好な関係が強化されました。
(今回派遣された)先生方は我々が望む中で最高の指導者であり,先生方との経験は私たちの「剣道の旅」において助けとなりました。講習プログラムは,剣道の技術の背景にある基礎と理論の理解の助けとなる「基本」の稽古に基づくものでした。多くの地稽古を行っていただいたことに大変感謝しております。
 日本の高段位の先生方から得られた技術向上と剣道への理解は,フィンランドにおける剣道に対する指導者の支援として大変重要です。日本の先生方の再訪を強く希望します。


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