人の交流

平成29年12月15日
(写真1)集合写真
(写真2)トレーニングの様子
(写真3)集合写真

概要

 外務省は,平成29年度のスポーツ外交推進事業として,11月25日から12月3日まで,大谷たかを日本セーリング連盟参与兼国際セーリング連盟理事他3名をフィジーに派遣しました。
 現地ではフィジーのセーリング競技選手やコーチ等との練習指導やルール講習,セーリング器材の整備方法指導,模擬レースを行ったほか,在フィジー日本大使やフィジーセーリング連盟及びオセアニアセーリング連盟の両会長等との面談・懇談を実施しました。
 特に若いユース世代の選手たちが多かったことから,セーリング競技で国際大会を目指す上で必要な「心構え」,メンタルの面での指導も重点的に行いました。
 この事業は,日本政府のスポーツを通じた国際貢献策「Sport for Tomorrow」の一環として行ったもので,スポーツ分野における国際協力と国際交流の促進を図ることを目的として実施しています。

コメント

派遣者コメント

日本セーリング連盟参与兼国際セーリング連盟理事 大谷 たかを 氏

 日本から派遣されていることを念頭に,フィジーの選手・コーチたちに彼らに最も欠けている「時間厳守・整理整頓・環境保護」のポイントを織り交ぜながら技術的な指導を行っていきました。
 短期間ではあったものの,選手たちのマインド面での変化も大きく,結果スキルの向上が大きく見られたことは派遣された我々としても非常に嬉しいことでした。
 一方で,実際に現地に派遣されてみて,セーリングのための道具の整備技術など練習環境を向上させていくために必要な課題に直面し,持参した工具材料やスペアパーツを使ってやっと海上での練習にこぎつけるという場面もあり,日本国として継続的に支援していく枠組みがあればと願っています。

日本セーリング連盟普及委員会委員 元オリンピック選手 佐藤 麻衣子 氏

 この度は,外務省スポーツ外交推進事業の一環としてフィジーに派遣される機会を得て,フィジーの選手たちのセーリング技術の向上のみならず,自分自身にとっても海外の若い選手たちを指導するチャンスとなり、大変貴重な経験となりました。
 世界選手権等で,今回指導した選手たちと再会できることを楽しみにしています。
 また,こういった活動がこれからも継続的に行われることを切に願っております。

受講者コメント

  • 今回のプログラムを受けて,セーリング競技で世界レベルを目指す上での大切なポイントを理解することができた。
  • 国際セーリング連盟の理事の方から直にルール講習を受ける機会を得られてとても貴重な体験をすることができた。
  • プロフェッショナルな方々との交流や,普段よりも多い人数での練習ができて非常に充実したプログラムでした。
  • 遠く日本から,我々のために来訪頂いたことに感謝の言葉しかありません。国際大会で再会できるよう,教わったことを活かして,これからも頑張りたいです。

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