人の交流

平成30年9月11日
(写真1)外務省は,スポーツ外交推進事業として柔道指導者5名をインドへ派遣しました
(写真2)インド代表選手を含む幅広い層の数百人に及ぶ柔道選手に指導を行いました
(写真3)多くのスポーツ関係者・政府関係者と親睦を深めました

概要

 外務省は,平成30年度のスポーツ外交推進事業として,9月3日から11日まで,柔道指導者5名をインドへ派遣しました。首都デリー及びムンバイにおいて,インド代表選手を含む幅広い層の数百人に及ぶ柔道選手に指導を行ったほか,バトナガル青年スポーツ省次官やバジュワ・インド柔道連盟会長(上院議員)との懇談等を通じて,多くのスポーツ関係者・政府関係者と親睦を深めました。
 この事業は,日本政府のスポーツを通じた国際貢献策「Sport for Tomorrow」の一環として行ったもので,スポーツ分野における国際協力と国際交流の促進を図ることを目的として実施しています。

コメント

派遣者コメント

小貫 紗綾子 全日本柔道連盟競技部国際課主任

 デリー,ムンバイの2都市7か所で柔道指導の機会を頂きました。
 コーチ,選手共に非常に真摯に柔道と向き合っており,技術だけでなく,栄養面や試合前の調整方法など細かい質問を受け,時間が足りないくらいでした。
 インド柔道界が目標としている,アジア競技大会や五輪での活躍に少しでも貢献できるように出来る支援を続けていきたいです。

受講者側コメント

プラタプ・シン・バジュワ インド柔道連盟会長

 今回の日本からの柔道指導者の皆さんのインド訪問は本当に素晴らしく,価値のあるものでした。全てのインドの若い柔道家たちの大きな刺激になったと思います。

マノハール・バンゲラ インド柔道連盟技術委員長

 非常に実りが多い指導でした。毎日の練習に,デリーでは150~160人,ムンバイでは200~220人の,主として12歳から25歳の柔道家たちが参加し,非常に熱心に基礎技術の習得に励みました。日本の柔道指導者が定期的にインドを訪問してくれれば,インドの柔道のレベルが底上げされ,その潜在能力が発揮されると思いますので,こうしたプログラムを是非継続してもらえれば幸いです。

マニッシュ・トカス 柔道選手(指導受講者)

 日本の柔道選手から数日間の指導を受けることができ,思い出に残る有意義な経験になりました。力任せではなく,相手の力を使って美しい技を決める日本の柔道は私の理想です。今回教わったことを更に練習し,柔道の上達に励みたいと思います。


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