人の交流
スポーツ・フォー・トゥモロー インドネシアからのラグビー指導者の招へい



概要
外務省は,平成30年度「スポーツ外交推進事業」として,9月13日から19日まで,インドネシアからラグビー指導者等(5名)を我が国に招へいしました。滞在中は,公益財団法人日本ラグビーフットボール協会の協力を得て,味の素ナショナルトレーニングセンターの視察や,流通経済大学での練習を視察した他,指導者講習会にも参加しました。また,外務省訪問の他,今回の受入先となった流通経済大学のある茨城県龍ケ崎市長への表敬訪問も行いました。
この事業は,日本政府のスポーツを通じた国際貢献策「Sport for Tomorrow」の一環として行ったもので,スポーツ分野における国際協力と国際交流の促進を図ることを目的として実施しています。
コメント
招へい者一同からのコメント
大変充実したプログラムだった。日本のスポーツ科学やラグビーについては,今まで話しには聞いていたが,今回,日本に来て初めて実態がわかった。帰国したら,この経験をもとにこの先のインドネシアの将来の長期的なプランを作成したい。今後もスポーツを通し日本と良い関係を続けていきたい。
受け入れ側コメント
公益財団法人日本ラグビーフットボール協会 専務理事 坂本典幸氏
成功裏に閉幕した第18回アジア競技大会直後のこのタイミングに大会開催にご尽力されていたインドネシアラグビー協会の関係者をお招きし,相互に交流ができましたことは,両国のラグビー関係者にとって非常に大きな意義があります。このような機会を得られたことに対し,外務省をはじめ,多くの関係者の皆さまに深く感謝申し上げます。
インドネシアラグビー協会の皆様には,全国中学生大会の視察,練習への参加,施設の見学,指導者との情報共有・意見交換などを通して,日本ラグビーが欧米とは異なる日本特有の基盤や文化によって成り立っていることの一端をご理解いただけたことと思います。また,今回得られた知見を活かして,自国のシステムや新しいプログラムの構築に帰国後直ちに取り掛かりたいとの決意を伺い,今招聘が次なる一歩に繋がるものと確信いたしました。
本年,国交60周年を迎えたインドネシアとの友好が深まり,ラグビーをきっかけにして両国の発展につながるよう,引き続き協力体制の強化に取り組んでまいります。また,来年2019年には,アジアでは初となるラグビーワールドカップが日本で開催されます。インドネシアのみならずアジア各国とのラグビーを通じた交流をさらに推進してまいります。
この度の事業の実施についてご尽力賜りました方々に重ねて御礼申し上げます。