人の交流

平成29年5月26日
(写真1)「スポーツ外交推進事業」として,ペルーの陸上関係者4名を日本に招へいしました。
(写真2)日本陸上競技連盟及び国際協力機構(JICA)等の協力を得て,都内の大学との合同トレーニングを行いました。
(写真3)静岡県で開催された「静岡国際陸上競技大会」に出場しました。

概要

 外務省は,平成29年度の「スポーツ外交推進事業」として,4月28日から5月4日まで,ペルーの陸上関係者4名(選手2名,コーチ2名)を日本に招へいしました。滞在中は日本陸上競技連盟及び国際協力機構(JICA)等の協力を得て,国立スポーツ科学センターの訪問や都内の大学との合同トレーニングを行ったほか,静岡県で開催された「静岡国際陸上競技大会」に出場しました。

 この事業は,日本政府のスポーツを通じた国際貢献策「Sport for Tomorrow」の一環として行ったもので,スポーツ分野における国際協力と国際交流の促進を図ることを目的として実施しています。

コメント

招へい者コメント

オスカル・バリエンテさん(ペルー陸上競技連盟コーチ)

 自分は約30年前に選手として訪日したことがありますが,こうしてコーチとして30年後に自分の教え子とともに訪日できたことに感激しています。訪日の機会を与えてくださった外務省に感謝します。今回私たちに同行しているJICAシニアボランティアの椿原孝典さんは,1980年代にJICAボランティアとしてペルーに派遣されて以来,ペルーの陸上の競技力向上のために大変な努力をされており,今回の招へいを含めペルーの陸上競技のために日本から頂いている支援は計り知れないものがあります。日本からは競技力のみならず礼儀正しさや規律正しさなど日本特有の文化も学んでいます。ペルーは2019年パンアメリカン競技大会の主催国であるので,今回出場させていただいた静岡国際陸上大会においては運営面でも学ぶことが多かったのは大きな収穫でした。

シルバーナ・セグラさん(ペルー陸上競技連盟所属三段跳び選手)

 私は日本人である椿原さんから指導されたコーチに教えてもらっているので,以前から日本文化についてもいろいろ聞いていましたが,実際にその日本でトレーニングすることが出来たのは本当に光栄に思います。日本は技術力のみならず文化も大変興味深く,今回の滞在中に日本から学ぶことがとても多かったです。2020年の東京オリンピック競技大会にペルー代表として出場できるようこれからも頑張りたいと思います。

受入れ側関係者コメント

公益財団法人日本陸上競技連盟 事業部 河合 江梨子 氏

 昨年度に続き今年度も「スポーツ外交推進事業」を申請させていただき,ペルー陸連から選手およびコーチを日本に招くことができました。静岡で開催された国際大会へのエントリーやナショナルトレーニングセンターでの練習など,日本とペルーの文化交流を実施し,良好な関係を構築することができたことはとても喜ばしいことであります。


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