こども霞が関見学デー
令和8年度外務省「こども霞が関見学デー」開催報告
「こども霞が関見学デー」は、夏休み期間中に、こどもたちに社会について広く知ってもらうこと、政府の施策に対する理解を深めてもらうこと、活動参加を通じて親子の触れ合いを深めてもらうことを目的としたイベントです。
外務省では、外務省の仕事や世界の国々について理解を深めていただけるようなプログラムを開催しました。また、外務省の関係機関等でも、国際交流などについて知ることのできるプログラムが開催されました。本年も多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました!
プログラム内容
<外務省で開催したプログラム>
(1)外務大臣政務官を訪ねてみよう! 外務省訪問プログラム(7月29日(水曜日))
【島田外務大臣政務官との交流】
【「☆ラビット」と「パスポくん」との交流】
【外務省の仕事に関するミニ講義】
外務省訪問プログラムの前半では、こどもたちが島田智明外務大臣政務官を訪ね、外務大臣政務官の仕事、国会議員になったきっかけ、これまで訪問した国等について幅広いお話がありました。こどもたちからは多くの質問があったほか、将来の夢について一人ずつ発表しました。
後半のプログラムでは、外務省のキャラクター「☆ラビット」と「パスポくん」と一緒に外交クイズに挑戦した後、職員による外交官の仕事に関するミニ講義を通じて外務省の仕事への理解を深めました。また、記者会見室などを見学する外務省内ツアーを行い、外交の現場に触れる機会となりました。
(2)おさかな外交を知って、さかなクンと海の世界へレッツ・ギョー!(7月30日(木曜日))
共催・協力:株式会社アナン・インターナショナル、一般社団法人SD BlueEarth・青い地球を育む会
【漁業外交についてのミニ講義】
第一部では外務省漁業室の職員が、日本の漁業外交についてクイズを交えながらミニ講義を行いました。参加者からは、「世界と繋がる海を通じた「外交」について知ることができて大変勉強になった。」「魚のお話をたくさん聞けて楽しかった」といった声があり、おさかなと外交の関わりについて学ぶ機会となりました。
【さなかクンによる講演】
第二部のさかなクンによる講演では、冒頭、さかなクンから7月28日(開催2日前)に発生した熊本地震の被災者にお見舞いを述べ、熊本とさかなクンの関わりについてお話がありました。また、海外での海の資源の珍しい活用方法などが紹介されました。さかなクンからは、こどもたちのリクエストに応じ、即興で魚のイラストを描きながら海洋生物の様々な特徴について分かりやすい説明がありました。会場全体がさかなクンの楽しいお話に魅了されました。
(3)きみも国連博士になろう! –日本と国連の70年–(7月30日(木曜日))
【国連課職員による講義の模様】
外務省国連課の職員から、国際連合のしくみ、目的、参加国、公用語、主要機関、日本の平和貢献、持続可能な開発目標(SDGs)、国連で働く日本人等について説明がありました。さらに、本年が日本の国連加盟70年の節目であること、日本と国連がこれからも大切なパートナーであることなどを紹介しました。講義に続き、こどもたちは「国連こども博士クイズ」に挑戦し、プログラムの最後に、「国連こども博士認定証」が授与されました。
<外交史料館で開催したプログラム>
(4)麻布台ヒルズの「外交史料館展示室」で、きみも歴史博士になろう!(7月30日(木曜日))
【「なぞときミッション」の様子】
【記念写真】
外交史料館展示室で、「麻布台ヒルズの『外交史料館展示室』で、きみも歴史博士になろう!」を開催しました。「なぞときミッション」に参加したこどもたちは、日本外交の歴史を楽しく学びました。最後に外交史料館館長から、「歴史博士認定書」が授与されました。こどもたちからは、「なぞときミッションが楽しかったです!」、「外交の歴史にとても興味がわきました。」など、このイベントを楽しんだ様子が伝わる、たくさんの感想が寄せられました。
<オンラインで開催したプログラム>
(5)外交の現場からようこそ! –日本とネパール、70年のつながり–(7月22日(水曜日))
【プログラムの様子(ネパール)】
在ネパール日本国大使館とオンラインでつなぎ、ネパール出身の大使館職員を含む2名の職員が、世界最高峰のエベレストを含む自然環境や世界遺産、文化、世界で唯一の非長方形の国旗等のネパールの多方面の魅力をクイズやショート動画を交えながら解説しました。さらに、1975年に日本人女性が初のエベレスト登頂者になったことや、日本の紙幣(お札)の原料となる植物「みつまた」の多くをネパールから輸入していること等、1956年の外交関係樹立から70周年を迎えた日本とネパールの繋がりも紹介しました。さらに、大使館の仕事を紹介した後、参加者との間でネパールや外交官の仕事等について、活発な質疑応答が行われました。
(6)外交の現場からようこそ! インド洋に浮かぶ楽園!? –セーシェル–(7月23日(木曜日))
【プログラムの様子(セーシェル)】
アフリカにある在セーシェル日本国大使館とオンラインでつなぎ、セーシェル出身の大使館職員を含む4名の職員から、普段なかなか触れる機会がない、セーシェルの国の特徴や文化や大使館の仕事について紹介しました。特にココナッツを多く利用した食文化や、陸がめなどの希少種の紹介に加え、伝統的なダンス「ムチャ」を一緒に踊る体験を通じて、異文化にたっぷり触れる機会となりました。さらに、日本のまぐろの約1割はセーシェル産であること、セーシェルのこどもたちに日本のアニメが人気であることも紹介され、遠い国でありながらお互いの共通点も発見しました。多くの質問が寄せられ、こどもたちの純粋な好奇心が溢れる機会となりました。
<東京日仏学院で開催したプログラム>
(7)フランスってどんな国?東京日仏学院で“フランス”を体験しよう!(7月19日(日曜日))
【フランス語で楽しむおはなし会】
(写真提供:東京日仏学院)
【対話によるアート鑑賞ワークショップ】
(写真提供:東京日仏学院)
こども見学デーに2回目の参加となった東京日仏学院
のプログラムは、今年もフランス文化をまるごと楽しめる特別な1日となりました。世界の名画を鑑賞しながら、みんなで話し合うアート・ワークショップや、親子でフランス語体験レッスン、フランス語で楽しむおはなし会、フェイスペイント体験アトリエなど、わくわくするプログラムが盛りだくさん!こどもたちは目を輝かせながら、フランスの文化や言葉にふれ、親子で「プチ留学」気分を存分に味わいました。
<JICA地球ひろばで開催したプログラム>
(8)JICA地球ひろばで世界のことを学ぼう!(7月29日(水曜日))
【「地球案内人」による事業紹介】
(写真提供:JICA)
【地球ひろばでSDGsの学び】
(写真提供:JICA)
東京・市ヶ谷にあるJICA地球ひろば
で、JICA海外協力隊員としてバングラデシュやブータンで活動した「地球案内人」が、現地での体験談をクイズや参加型のワークを通して紹介しました。その後、スタンプラリーをしながら「JICA地球ひろば設立20周年国際協力企画展」を見学し、開発途上国の課題を体感するとともに、世界とわたしたちとのつながりについてより深く知る機会となりました。
<国際連合大学本部で開催したプログラム>
(9)こども国連大学見学デー(8月4日(火曜日))
【ミニ講義】
(写真提供:国連大学)
【ウ・タント国際会議場の見学】
(写真提供:国連大学)
日本に本部を置く唯一の国連機関である国連大学
では、国連や国連大学について学ぶ機会となりました。こどもたちは、専門家によるミニ講義を受講したほか、施設内の国際会議室の見学を行いました。ミニ講義では、国連大学サステイナビリティ高等研究所
プログラム・コーディネーターの浜一朗さんが、「自然を守るって、どういうこと?」と題し、参加したこどもたちと、山や海を守るしくみや大切さなどSDGsとも関連づけながら、一緒に考える時間となりました。
<独立行政法人国際交流基金で開催したプログラム>
(10)世界とつながる文化体験!(8月5日(水曜日))
【海外の言葉でうちわづくり】
(写真提供:国際交流基金)
【シドニー日本文化センターとのオンライン交流】
(写真提供:国際交流基金)
国際交流基金(JF)
の東京本部では、国際文化交流活動の紹介が行われ、様々な国の民族衣装に身を包んだ職員が外国語や外国の文化を紹介しながら、うちわづくりに取り組んだほか、海外事務所(オーストラリアのシドニー日本文化センターと韓国のソウル日本文化センター)とオンラインでつなぎ、現地での活動の紹介など盛りだくさんのプログラムが実施されました。プログラムの最後に、国際文化交流に関連する様々な図書・映像資料を所蔵しているライブラリー見学を行い、多くの国々の文化や言語に触れる機会となりました。
<日本ユニセフ協会で開催したプログラム>
(11)つながろう!つくってみよう!「ちきゅうパスポート」世界とつながる文化体験!(8月6日(木曜日))
【ささめやゆき氏と共に、絵本を鑑賞】
(写真提供:日本ユニセフ協会)
【それぞれ絵本を作成】
こども見学デーに今年初参加となった日本ユニセフ協会
では、「つながろう!つくってみよう!『ちきゅうパスポート』」ワークショップが開催されました。絵本作家の石川えりこ氏、ささめやゆき氏と一緒に、ウクライナで戦禍に巻き込まれた子どもたちへの思いから生まれた絵本『ちきゅうパスポート』の原画などを紹介する企画展を見学し、「つながり」や「平和」について考えました。その後、その想いを親子で絵に表現し、最後には参加者全員でオリジナルの絵本『ちきゅうパスポート』を完成させました。異なる文化や価値観を持つ人々がつながることの大切さを感じる貴重な体験となりました。
<ハンガリー大使館文化部 リスト・ハンガリー文化センターで開催したプログラム>
(12)「音楽でつながろう!ハンガリー民謡とあなたとみんなで作る新しい音楽」- Nextone Workshop -
及び、「知って学んで楽しいハンガリー!」
リスト・ハンガリー文化センターこども見学デー(8月6日(木曜日))
【「音楽でつながろう!ハンガリー民謡とあなたとみんなで作る新しい音楽」- Nextone Workshop -】
【「知って学んで楽しいハンガリー」】
こども見学デーに2回目の参加となったハンガリー大使館文化部 リスト・ハンガリー文化センター
では、今年もハンガリーを体験できる楽しい1日となりました。「音楽でつながろう!ハンガリー民謡とあなたとみんなで作る新しい音楽」- Nextone Workshop -では、ピアニストの山本絵理氏が講師を務め、音を通じた対話と共創のプロセスを大切にしながら、参加者一人ひとりが関わり合うことで、自分を知り、新しい音楽を共につくり、文化のつながりや違いを体験しました。
2つ目のプログラム「知って学んで楽しいハンガリー!」では、美しい写真を見ながらハンガリーについて学び、その後、ハンガリーの紙芝居に聞き入り、最後はルービックキューブや伝統衣装の塗り絵などで自由に遊び、ハンガリー文化をたっぷり楽しむ時間となりました。
<国際機関日本アセアンセンターで開催したプログラム>
(13)ASEANを知ろう!ASEAN諸国の文化体験(8月13日(木曜日)及び14日(金曜日))
【ASEAN諸国の言語での名刺作りコーナー】
【ASEAN諸国の民芸品等】
日本アセアンセンター
では、こどもたちは、ASEANのスポーツ体験や民族衣装の試着、ASEAN諸国の言語を使った名刺作り、ASEAN諸国の国旗の塗り絵、ASEANの生活や文化、自然、動物等のアイコンを使ったスタンプ工作など、ASEAN諸国の文化を幅広く体験しました。ASEAN諸国出身の職員の話を聞きながら、ASEAN各国の文化や特色を学び、体験する楽しい時間となりました。

