外交講座

令和7年7月7日

 2025年6月20日(金曜日)、麗澤大学において外交講座が開催されました。

講座で解説をする総合外交政策局政策企画室富田主査
麗澤大学の学生たちの様子

テーマ及び講演内容

 総合外交政策局政策企画室富田主査が、「国際情勢認識と日本外交の展望」をテーマに、「外交青書」に記載の内容に沿って、具体的な事案の紹介を交えながら解説しました。

参加学生の感想

  • 今回の講座を通じて、日本が直面している外交課題の多さとその複雑さを強く感じた。個人的に最も関心を持っている問題は日中関係だが、尖閣諸島等の問題だけでなく、軍事活動の拡大や人権問題等、多くの課題が山積しており、そうした中で、「建設的かつ安定的な日中関係」を目指し、対話と協力を継続していく姿勢は非常に重要だと思った。また、SNS上で反日や反中の問題がより盛り上がっていることについて、その解決策についてどう考えるかも重要だと思った。
  • 今回の講座では、教科書やニュースでは得られないリアルな現場の様子や苦労、やりがいについて深く理解することができた。特に、国際交渉において相手の立場に立った柔軟な姿勢が求められるという点に強く関心を持った。日本の立場や価値観を守りながらも、多様な文化・背景をもつ相手との信頼関係を築く難しさと重要性をより理解することができた。
  • SDGsという課題にも関わっているというのがとても印象的だった。フェアトレードについて現在探求を深めているので、その地域の文化、経済、農業などが、外交にかかわっていることが分かった。
  • 日本による外交努力を詳しく知ることができて、とても興味深く聴講した。特に、地域外交の推進に関してアフリカの支援を行いつつ、あくまで同等な国家間として良い協力関係を築けていけることに感銘を受けた。
  • 今回の講義で「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」という言葉がすごく印象に残った。世界で起こっていることを、自分ごとに捉えることが世界各国で起こる問題の解決の一歩に繋がるのではないかと考えた。
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