外交講座

令和7年1月29日

 2024年12月11日(水曜日)、南山大学・総合政策学部において外交講座を開催しました。

南山大学で行われた外交講座の様子
国際法局国際法課の小野課長補佐が、「外交実務における国際法」をテーマに、具体的な事案の紹介を交えながら解説している様子

テーマ及び講演内容

 国際法局国際法課の小野課長補佐が、「外交実務における国際法」をテーマに、具体的な事案の紹介を交えながら解説しました。

参加学生の感想

  • 外交政策の背後にある複雑な関係や、異なる国々の立場の違いについて理解が深まった。特に国際機関の歴史や現在のグローバルな課題(環境問題やテロリズムなど)について具体的な事例を通して学べた点が印象的だった。
  • 国際法の重要性と柔軟性について改めて認識した。世界中に様々な価値観があり、国際法は万能薬ではなく、「世界の共通言語」として扱われる、ということが、まさに外交政策への向き合い方を表現する言葉だと感じた。
  • 今まで「法の支配」が当たり前でなぜそれが採用されているのかをあまり考えていなかったが、今回の講義で「法の支配」による日本にとっての利益や国際法の合理性を学ぶことができた。
  • 全ての権力に対して法の優越を認めることで、予見可能性や共通の行動指針を確保できるという点に関心を持った。国際社会では協力と責任が大切であると認識した。
  • 国際関係の複雑さと各国の利害関係についての理解が深まった。外交が経済、軍事、環境問題など多岐にわたることに驚いた。また、効果的な外交には相手国の文化や歴史への理解が不可欠であると感じた。
  • WPS(Women, Peace and Security)」が重要な外交政策の一つであることを知り、その意義や具体的な取り組みについて学んだ。WPSは、紛争解決や平和構築において女性の役割を重視し、ジェンダー平等を推進する国際的な枠組みであることを理解した。
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