外交講座

令和6年10月31日

 2024年10月18日(金曜日)、神戸大学において外交講座が開催されました。

具体的な事案の紹介を交えながら解説している国際協力局政策課の原田課長
外交講座が開催されている神戸大学において受講している生徒さんの様子

テーマ及び講演内容

 国際協力局政策課の原田課長が、「インフラから見る国際関係」をテーマに、具体的な事案の紹介を交えながら解説しました。

参加学生の感想

  • インフラ視点での国際情勢について、歴史を遡る形での講義により、因果関係や各国の狙いが理解しやすかった。特に地政学の観点では、戦略性が強く感じられる各国の立ち回りについて興味をもった。武力行使ではなく、ナラティブを通じて勢力形成に注力している日本のインフラ整備支援が非常に強い意味・意義を持つことが理解できた。
  • 支援を通して日本が「課題解決能力という強みを発揮できる」という点に大きな可能性を感じた。日本の民間企業やスタートアップが、ODAを通じて課題解決能力を発揮しインパクトを最大にする上で大切な役割を担うことがわかり、感銘を受けた。
  • インフラ整備を含む世界の潮流は、ビジネスだけでなく、外国への影響力を強めるといった戦略的な意図があり、そういった各国の思惑を探り、国際情勢を正しく理解する必要があると感じた。
  • 途上国のインフラ整備の支援は、ボランティアではなく、途上国の支援を通じて社会課題の解決を促すことで、日本にも経済成長等の国益をもたらすことだと理解した。また、途上国のインフラ整備と聞いて想像していた水道や電気の整備だけでなく、DXのような時代に合わせた支援も行われていることが興味深かった。
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