国際情勢講演会
令和5年度(2023年度)国際情勢講演会 開催報告
主催:日本国際連合協会京都本部
令和6年1月9日

令和5年11月23日(木曜日)、日本国際連合協会京都本部の主催により、龍谷大学響都ホール校友会館(京都市)において、廣木前駐スウェーデン王国特命全権大使、京都女子大学の竹安学長、京都産業大学の伊藤教授による「国際情勢講演会」が対面で開催されました。
講演会では、各講師が「国際社会を生きるージェンダー平等達成をめざしてー」をテーマに、具体的な事例をあげて解説を行った後、講演者による鼎談が行われました。
演題:講演順
「国際社会を生きる 女性が輝くスウェーデンから何を学ぶか」(廣木重之 前駐スウェーデン王国特命全権大使)
「世界の中の日本 ジェンダー視点から見た日本の姿」(京都女子大学 竹安栄子 学長)
「スウェーデンの男性対象のジェンダー平等政策」(京都産業大学 伊藤公雄 教授)
参加者の感想・意見(抜粋)
- 非常に学ぶべきことが多く、男性が女性の活躍を進めている事が印象的であった。特に男性、女性が互いに相手を理解し、性差をなくしていくことの必要性を改めて感じた。
- ジェンダー平等推進の意味がよくわかった。
- 講演の中で、「何事も楽しむことができれば、家事も育児も男女関係なく支えあっていける」という言葉に共感した。
- 日本にはジェンダー格差が存在していることは知っていたが、格差があることで、男女を比較したときに、女性の立場が低い、家事・育児の時間に大きな差があることが日本社会の損失に繋がっていることがわかった。一方で、スウェーデンでは様々な男女格差を解消するための取組、制度が充実していることにとても驚いた。制度を改革することは難しいと思うが、個人の意識も改革し進めていくことが大切だと感じた。