外交講座
令和6年度(2024年度)外交講座
叡啓大学
令和7年2月10日
2024年11月27日(水曜日)、叡啓大学において外交講座を開催しました。


テーマ及び講演内容
国際法局経済紛争処理課の渡邊経済紛争対策官が、「国際社会と法の支配」をテーマに、主に国際裁判について、国内裁判との共通点・相違点にも触れながら解説しました。
参加学生の感想
- 「法」と聞くと難しいイメージがあり、これまで勉強してなかったが、講義により「法の支配」の大切さに気付き、興味がわいた。問題を紛争ではなく、平和的に解決するために「法の支配」は必要不可欠だと思った。国際平和に関心があるので、もっと国際法について知りたいと思った。
- 国際裁判と国内裁判の違いに驚いた。特に国際裁判の際に当事者が裁判官を選ぶということに驚いた。判断者は自国のことをよく理解していないといけないという理由に納得した。また、WTODS(Dispute settlement in the World Trade Organization)に日本が多くの協議要請を行っていることに感銘をうけた。
- 紛争解決の過程の問題や難しさを理解することができた。これから我々は、多くの紛争に向き合い、それを解決していかなければならないと感じた。
- 「WTOの上級委員会は止まっている」と感じていたが、今回の講座で改めて何が起きているかを理解した。国際裁判のプロセスはあまり触れる機会がないので、今回の講座を受講してさらに興味がわいた。
- 経済紛争解決の文脈で国際法による解決方法とその課題について学び、大変有益な機会を得ることができた。国連安保理、ウクライナ、中東情勢に関しても興味があるので、国際交渉に携わった方からの話を聞きたい。