外務省を知るためのイベント
平成26年度(2014年度)「小中高生の外務省訪問」
江南市立北部中学校の皆さん
平成26年5月22日

平成26年(2014年)5月22日(木曜日),外務省に愛知県江南市立北部中学校の皆さん(3年生6名,引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1 主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「顕彰の像」「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
(3)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(4)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内し,Q&A(質疑応答)行いました。
(ア)外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 日本らしい国際貢献とはどのようなことか?
- 日本と他国が安全な外交をするために,どのような事を心がけているのか?
- 通訳になるためにどのような勉強をしたのか?
- ロシア語はどんな言葉か?
- 日本は本当に核兵器を作っていないのか?
2 アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- セキュリティーが厳しいこと。
(イ)記者会見室
- 週に何回も定例記者会見を行っていること。
- 会見台が上がったり下がったり,高さが調節可能なこと。
(ウ)省員の話・様子
- 損得を考えるよりも,自然に困っている国を助ける方が良いという言葉。
- 一人一人が世界のため,または日本のために働いていること。
- 通訳のレベルの高さ。
- 国民のために日々努力していること。
- もっと堅苦しい人たちなのかと思っていたが,質問時にその印象が変わった。
親しみやすい人もいることが分かった。 - 部ごとに仕事内容が全く違うこと。どんな部があるのか,もっと知りたくなった。
(2)感想・意見など
- 自分たちが質問や見学をする場を設けてくれて,ありがとうございます。今まで知らなかった新しい事を知ることができて,とても勉強になった。
- テレビで見るだけで分からないことや,「語学」について深く知ることができて良かった。外務省を訪問して,日本だけに目を向けるだけではなく,世界にも目を向けて行きたいと思った。
- テレビでしか見たことがない場所(国際会議室など)について細かく説明してもらったり,ロシア語や核についてもすごく真剣に答えてもらった事がとても嬉しかった。
- 今まで知らなかったことを教えてもらい,「外務省ってすごい場所なんだ!」と感じることができた。これからも外交がんばって下さい。
- メディアに出ている人達の印象が強くあったが,各国,各専門分野で調査,分析する仕事など内部のことが知れてよかった。省庁は少し遠い存在だったが,実際に話を聞くことができ,身近に感じることができた。(引率教員)