小中高生の外務省訪問
平成27年度(2015年度)「小中高生の外務省訪問」
私立明治学園中学高等学校の皆さん
平成27年8月7日


平成27年(2015年)8月4日(火曜日),外務省に福岡県私立明治学園中学高等学校の皆さん(中学2年生40名,引率教員3名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1 主な行事内容
- (1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。 - (2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (3)「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (4)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 外務省員から見て,日本はどのような国か?
- 1つの国に何人の担当官がいるのか?また,大きな事件が起こった場合,その国の担当官は増えたりするのか?
- 記者会見のネタはつきないのか?
- 外国と接する時に大切なことは何か?
- 東京オリンピックに向けて,外務省は何をしているのか?
- 私達が将来外務省に入るために,今何をしておくべきか?
2 アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 敷地面積が非常に広いこと。
- 外務省には殉職者がいること。
- 東京オリンピックに向けて,外務省が取り組んでいること。
- 記者会見室に肌がきれいに見える板があったこと。
- 24時間営業のコンビニがあり,外務省にも夜勤があること。
- 日本の雰囲気を多く持っている中庭。
- (イ)省員の話・様子
- 外務省で働いている人の半分以上が外国で働いているということ。
- それぞれの国によって担当が決められていること。
- 外国に頻繁に行き,結構ハードな仕事だと思った。
- 外国との交渉など,日本のためになることを一生懸命していることがわかった。
- 外務省という機関は平和と安全のためにあるものだとわかった。
- 世界・日本のために外務省が動いているのが誇らしい。
- ドラマで見る外交官の印象と今回話してくださった外務省の方々の印象が違ったこと。
- (ア)省内全般
- (2)感想・意見など
- 外務省は想像していたより広く,かなりいい感じだったが,一部しか見ていないのでもっと見学してみたい。
- 外交官に興味があったので色々聞けて楽しかった。国際問題にもっと目を向けてみようと思った。
- 外務省は全く自分と関わりのないところだと思っていたけど,外国との国交に深く関わっていることを知り,重要な場所だと思った。
- ひとりひとりが幸せな生活を送るためには世界レベルでの協力が必要であることがわかった。
- 外務省と聞くと,他国のことについてばかりのイメージがあったが,日本の政治や経済とも深く関わりがあることを知れた。
- 外務省はとても日本のために尽くしていることが改めて分かった。
- とても分かりやすく,将来の夢の候補に外務省ができた。ありがとうございました。
- 質問に丁寧に分かりやすく答えてくださったので,しっかり理解することができた。