小中高生の外務省訪問

名古屋市立鳴海中学校の皆さん

平成27年6月15日
名古屋市立鳴海中学校の皆さん(記者会見室)

 平成27年(2015年)6月10日(水曜日),外務省に愛知県名古屋市立鳴海中学校の皆さん(中学3年生14名,引率教員1名)をお迎えしました。
 行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。

1.主な行事内容

  • (1)「記者会見室」見学
     記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
  • (2)「顕彰の像」,「中庭」見学
     明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
  • (3)「国際会議室」見学
     国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内後,質疑応答(Q&A)を行いました。外務省員(名古屋市出身)より,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
    • (ア)生徒さんから次のような質問がありました。
      質問一例:
      • どうしてロシアは北方領土を70年も占領しているのか?
      • この仕事ならではの「あるある」は?
      • 外交官の仕事のやりがいと大変なことは?
      • 日本と外国で違うと思ったところは?

2.アンケート結果

 生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
 その内容の一部をご紹介します。

  • (1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
    • (ア)省内全般
      • もっときっちりとした所だと思っていたが,写真を撮ってもよい場所があるのに驚いた。意外とフレンドリーで楽しく学べた。
      • 外務省の中に,弁当屋,うどん屋,レストランなど食事をする施設や,女性に優しい「女性のための休息室」や,歯医者や内外科があることに驚いた。
    • (イ)記者会見室
      • 会見台にレフ板が置いてあり,顔立ちがよく見えること。
      • 各テレビ局のケーブルが設置してあり,すぐに生中継ができること。
      • 記者会見がTVで放送されているとき,後ろに世界地図があれば,外務省で行われていると分かること。
    • (ウ)省員の話・様子
      • 入省後に指定された専門語学を勉強しなくてはならないこと。また,必ずしも,もともと得意な語学を担当することになるとは限らないこと。
      • 専門の国だけに研修や仕事に行くと思ったら,それ以外の国にも行くことがあること。
      • 意外と身近でありながら,国に関わる重大な仕事をしていること。
      • 働いている中で,また新たな勉強ができること。
      • 通訳をすることがあること。
      • 外国との関係を良くするために働いていること。外国との良い関係を築くために必要な場所であることが分かった。
  • (2)感想・意見など
    • 前は「外務省って何をするところなんだろう?」と,とても疑問に思っていたことがたくさんあったが,訪問してみて,女性に優しい職場ということや,外交官の仕事は外国との関係を築くなど,とても重要な仕事であることが分かった。
    • 体を張って,命をかけて日本のために働いている人は,日本として自慢できるところだと思う。職員全員が努力をしていてスゴいなと思った。今まではニュースで見たことしか,外務省について知らなかったが,今回見学させてもらったことによって,意外な外務省の一面も見れた。もっと外務省の良いところを日本国民に知ってもらいたいと思う。それだけで,もっと日本が良くなると思った。
    • 外務省はもっと堅いイメージだった。今もとても賢くてスゴいという印象は変わらないが,有名人に会えたり,そういう嬉しいこともあるのだというところが良かった。 あまり知らなかった外務省の事を知ることができて,おもしろかった。
    • 訪問する前は「外務省って?・・・」という程度だったが,実際に訪問したことによって,外務省の重大さ,楽しさ,おもしろさが良く分かった。ぜひ外国に関わる仕事をしたいと思った。でも,きっとまだまだ自分たちには知られていないことがあると思う。なので,ぜひまた教えて下さい!
    • 色々な場所の案内や,パワーポイントで分かりやすく説明してくれたので,少しは外務省について理解が深められた。見たことのない施設や面白い話で,とても充実した時間を過ごせて良かった。
    • 最初は何をするのかも知れなかったけれど,外交との関係はこんな風になっているんだと思った。何も知らないところから始まり,今日1日で詳しく教えてもらえ,色々な事を知ることができて良かった。
    • いざ見学してみると面白かった。将来外務省の職員になりたいと思った。
    • 身に危険がせまることもある仕事だけど,大変な語学勉強などをして,国をよくするために働いてくれていることが分かった。今回の訪問によって,外交官の大変さややりがいなどを知ることができて良かった。外交官の皆さん,これからも頑張って下さい。
    • 修学旅行でとても貴重な体験ができた。地元出身の職員の方の話に生徒達も興味を持って,しっかりと聞けたと思う。(引率教員)
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