小中高生の外務省訪問
平成27年度(2015年度)「小中高生の外務省訪問」
知多市立知多中学校の皆さん
平成27年6月8日
平成27年(2015年)6月3日(水曜日),外務省に愛知県知多市立知多中学校の皆さん(中学3年生7名,引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
- (1)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (2)「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,質疑応答(Q&A)を行いました。その後,同時通訳ブースを案内しました。- (ア)外務省員より,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 何人くらいの人が働いているのか?
- 外国語ができないと仕事ができないのか?
- どうしたら外務省で働けるのか?
- 今まで勤務してよかった国ときつかった国は?
- 外務省の職員は積極的な人が多いのか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 記者会見室にTV局のケーブルが設置してあり,カメラを繋ぐだけで放送できるようにしてあったこと。
- 警備がスゴく厳重で,中に入るのに首から入構証をさげなくてはならないこと。また,警備員さんがたくさんいたので,セキュリティー管理がしっかりしていそうだと思った。
- 歯科治療室や「働く女性のための休息所」があったこと。
- (イ)省員の話・様子
- 女性がたくさん働いていること。
- 日本国籍がある人でないと働けないこと。
- 外務省にも育児休暇など女性に優しい制度があること。テレビで産休や育休が取れない会社というものをたくさん見たので,びっくりした。
- 外国語が話せなくても入省できること。
- 仕事の種類の幅広さ。もっと多くの生徒に見て知ってもらいたいと思った。
- (ア)省内全般
- (2)感想・意見など
- もっとかたい雰囲気の職場かと思っていたが,笑顔がみられたり,省員から話を聞いて,皆さんがこの外務省で働くことをとても楽しく思われていることが分かった。
滅多に入ることのできない部屋を見学できたり,実際に働いている人の話を聞けたのは良い経験になった。 - 最初は,難しくて,厳しくて,大変で,楽しいよりも忙しいほうが勝っている仕事だと思っていたが,海外に行くという大変なことを楽しそうに話されているのを見て,仕事のやりがいを感じられるんだと思った。普段,知ることができない外務省の中身を知ることができて,とても楽しかった。世界のことがもっと知りたくなった。
- 外国で勤務している外交官の人達が,危ない場所で命をかけて仕事をしているということで,もっと外務省の色々なことを知って感謝すべきだと思った。今まで,外務省という所も,そこで行われている仕事もあまり分からなかったが,色々な部署があり,色々な人達が働いている,日本にはなくてはならない所だと思った。今日はとても楽しかった。
- 働いている人達は,ただ真面目な人達かと思っていたが,話を聞いたりすると面白いところもあった。いつもは見られない所や行けない所に行くことができたので,とてもいい思い出になった。外務省からの景色や中庭もとてもキレイだった。
- 勉強不足で,無知な質問もあったかもしれませんが,とても良い勉強の機会になりました。ありがとうございました。(引率教員)
- もっとかたい雰囲気の職場かと思っていたが,笑顔がみられたり,省員から話を聞いて,皆さんがこの外務省で働くことをとても楽しく思われていることが分かった。