小中高生の外務省訪問
平成27年度(2015年度)「小中高生の外務省訪問」
犬山市立南部中学校の皆さん
平成27年5月21日
平成27年(2015年)5月19日(火曜日),外務省に愛知県犬山市立南部中学校の皆さん(3年生6名,引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
- (1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。 - (2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (3)「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (4)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内後,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員(愛知県出身)より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- どんな部署があるのか?
- 仕事で大変なことや,やりがい,心がけていることは何か?
- どうして外務省に入ろうと思ったのか?
- 予算はどうやって獲得しているのか?
- 第三次世界大戦は起きると思うか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 記者会見室や国際会議室には同時通訳ブースがあって,使用言語にあわせて同時通訳者に通訳してもらうこと。
- 大臣専用のエレベーターがあること。
- 記者会見室の会見台の高さが上下できること。また,会見台に顔写りを良くするレフ板が置いてあり,大臣でもルックスを気にするんだと思った。
- 中庭が美しかった。
- (イ)省員の話・様子
- 外交官はほぼ毎日会議を行っていて,国民のために命がけで外交を行っていること。
- 話し合いをして解決しなかったら,そのままにするのではなく,自国のリスクや利益を考えながら交渉を行っていること。
- 外交官の人達のおかげで,今平和に暮らせていること。
- (ア)省内全般
- (2)感想・意見など
- 堅いイメージがあったけれど,働いている人達の話し声,廊下での笑い声などが聞こえて,そのイメージが少しなくなった。また,日本のために全力で働いていたから,印象が良くなった。
- 自分が知らないことを知ることができて面白かった。外務省に来て,外交に興味を持てた。
- そもそも外交官について良く知らなくて,大臣がテレビで外交問題について話しているイメージしかなかったけれど,今日実際に来てみて努力が伝わってきた。もっとこんな機会を増やして,みんなに外国に興味を持ってもらうと良いと思った。
- 説明,対応がとても親切でした。分かりやすい説明ありがとうございました。(引率教員)