高校講座
平成30年度(2018年度)高校講座 実施報告
山口県立柳井高等学校
講演テーマ:「外務省の仕事」
平成30年8月29日


平成30年7月10日,山口県立柳井高等学校にて外務省領事局海外邦人安全課の津田進邦人援護官を講師とする高校講座が開催されました。
参加者からの感想(抜粋):
- 私が印象に残っているのは,災害が起きた時に外務省の人も他国に支援に行くということです。災害が起きたからといって見放すのではなく,交流を結んでいる国同士が助け合っていることに驚きました。
- 私が心に残ったのは,外国の人々との接し方で敬意をもつということです。これまで,英語を使って外国の人と話す機会は何度もありましたが,苦手に感じていました。しかし,敬意をもつことで自然と気持ちも落ち着いて,伝えたいことを話すことができるかなと感じました。
- 講師がニュージーランドの地震が起きて関わっていたときに,「たびレジ」がまだ無かったときだったので,観光客を探すのがとても大変だったということを聞いて,外国へ旅行や留学などで行くときに,きちんと登録してから行くようにしたいと思いました。
- 外務省については,いつもニュースで取り上げられている時のみしか注目しておらず,毎日問題解決に向けて多くの人が働いているのに,知らないなんて情報に乏しすぎると思いました。これからはニュースで取り上げられたその後にも注目して,自ら情報を集めていきたいと思いました。
- 外務省といえば,外交と条約の締結が主な仕事内容だと思っていましたが,今日の話で仕事がそれだけはないと分かりました。特に災害のあった地域で遺体の身元確認を行ったり,旅行者の家族と連絡を取り合う仕事があったのには驚きました。
- 外国での活動が多く,英語はほとんどみんな話せるとおっしゃっていました。どの進路へ進んだとしてもこれからの社会で英語力は必要だと思うので,英語力をつけながら将来にむけてがんばろうと思いました。
- 講師がおっしゃっていたとおり,学力はどれだけあれども社会で必要とされるのは仕事ができること,それと,日本人らしく振る舞う(親切な心を持つ)ことだというのは,とても納得させられました。
- 外務省は海外とのつながりを主な仕事としている分,言語の違いや文化の違いなど様々な障害があると思います。しかし,その“違い”をマイナスでとらえるのではなく,お互いがお互いを知る努力をするという姿勢がすごいなと思いました。
- 一番心に響いたことは,「天才はどこにいるか分からない。だから好きなことを極めるのがいい」という言葉です。勉強が得意ではなく時々賢い人をうらやむことがあったけれど,この言葉を聞いて,人と比べ過ぎず自分らしく物事に一生懸命取り組んでいこうと思えるようになりました。