外交講座
平成29年度(2017年度)外交講座
岡山大学
平成29年12月28日

平成29年11月7日(火曜日),岡山大学に柴田愛子中東アフリカ局中東第二課主査を派遣し,外交講座を行いました。
テーマ:イラン情勢
講演内容:
- イランの位置づけ
- イラン・イスラム共和国小史
- イランという国の基本的性格
- イラン・米国関係
- イランと地域諸国との関係
参加学生からの質問:
- 中東地域に国境は必要か。ない方が安定を確保できるのではないか。
- 中東地域の女性は自らが置かれた環境に不満を抱いているのではないか。
- 講演を聴いてペルシャという地域に関心を抱いた。渡航する場合,町にどの程度英語の標記があるか。
参加学生の感想:
- 報道を通じて日々の中東情勢に関心を持っていたが,実際に現地で勤務された方のお話をうかがい,印象に残った。
- 今回の講演を受け,全く興味のなかった中東,特にイランとサウジアラビアに足を運び,実際に目で見て肌で感じたくなった。
- もともと中東情勢には興味を抱いていたが,イランについてはあまり歴史・政治的背景を知らなかったので,今回深くイラン情勢について知ることができ,本当に勉強になった。
- ニュースで耳にする中東の情報はテロや紛争についてのことがほとんどだが,それ以外のことも聞くことができたので,もっと深く知りたいと思った。
- 米国とイランの国際関係とともに,日本がどのような立ち位置でイランと外交を行っているかがよくわかった。
- 外務省について深く知ることができてよかった。外務省の仕事に興味を持った。
- 「相手の国を知ることが自分の国を知ることにつながる」という言葉が印象的だった。他国の視点から自国を評価するということは,あまり思いつかなかったので,とても画期的だった。