外交講座

平成28年8月9日

 平成28年7月11日(月曜日),立教大学に安藤俊英 アジア大洋州局地域政策課長を派遣し,外交講座を行いました。

テーマ:南シナ海をめぐる問題

講演内容:

  • 南シナ海を巡る問題(南シナ海問題の経緯と日本にとっての重要性,最近の現場海域での動きと外交面での対応,比中仲裁裁判と法の支配に基づく地域・国際秩序の重要性等)

参加学生からの質問:

  • 平和安保法制に対する評価について
  • 中国の外交政策決定過程について
  • 南シナ海における現状変更と既成事実化の動きについて
  • 今後の中国との向き合い方について

参加学生の感想:

  • 非常に興味深い講演だった。特に法の支配の観点から外交を展開していく姿勢は第2次世界大戦後の国際政治の有様を体現しているようであった。
  • 南シナ海というと一見,日本には関係性のない地域だと思っていたが,世界の一員として日本が関与するべき理由が少し理解できた。
  • 中国の海洋政策に対しての外務省としての立場や見解をはっきりお伺いすることができ,大変ためになった。
  • 論文を読んだだけでは知り得ない外交政策を知ることができた。
  • 南シナ海問題について,有名な事象についてはある程度分かっていたが,今年に入ってからそこまで動きがあるとは知らなかった。
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