外交講座

平成27年12月11日
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 平成27年10月30日(金曜日),北海道大学公共政策大学院に松林健一郎 経済局経済安全保障課長を派遣し,外交講座を行いました。

テーマ:エネルギー安全保障と日本外交

講演内容:

  • 国産エネルギー資源が非常に限られている中,東日本大震災により原発の稼働が一時全面的に停止され,化石燃料依存度が上がっているという日本の現状を説明の上,国際社会におけるエネルギー関連の動向(開発問題や気候変動問題との関連を含む)を踏まえた日本外交の取組の現状について
  • 外務省の仕事,国際機関における勤務,海外留学の推奨に係る日本政府の取組について

参加学生からの質問:

  • 中東・湾岸諸国における天然ガスの生産と利用の現状,今後の天然ガスの対日輸出拡大の可能性
  • エネルギー外交における外務省と経済産業省との関係
  • 日本国内における再生可能エネルギー導入の更なる促進の可能性
  • 原子力発電所再稼働の必要性 等

参加学生の感想:

  • エネルギー安全保障及びそれに関する外交政策についてその重要性を詳細なデータと共に説明して下さったため,認識が非常に深まった。
  • 日本のエネルギーについては需要と供給のバランスを維持するのがいかに重要かを今回の講座で知ることができた。
  • 日本が国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の議長国を務めていたことは知らなかったので,興味が湧いた。
  • 今までエネルギー政策について深く考えたことがなかったので,本講座で理解が深まったと思う。様々な側面からの切り口が考えられ,複雑だと感じた。エネルギーは私達の生活にもなくてはならないものになっているので,今回の講座を元に自分でも学んで行きたいと思う。
  • エネルギー問題を考える上で大変勉強になる話だった。

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