小中高生の外務省訪問

私立大森学園高等学校の皆さん

平成27年11月6日
私立大森学園高等学校の皆さん(記者会見室)

 平成27年(2015年)10月30日(金曜日)外務省に東京都私立大森学園高等学校(1年生30名及び引率教員2名)をお迎えしました。
 行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。

1 主な行事内容

  • (1)「記者会見室」見学
     記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
  • (2)「顕彰の像」,「中庭」見学
     明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
  • (3)「国際会議室」見学
     国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内後,質疑応答(Q&A)を行いました。
    • (ア)外務省員より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
    • (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
      質問一例:
      • 外務省に勤めようと思ったきっかけは?
      • ロシア語を勉強して,どれくらいで話せるようになったのか?
      • 一番想い出に残ったことは?また,キツい仕事の中でも楽しいことはあるのか?
      • 今後担当してみたい国はあるか?
      • 外交官になるために大切なことは?

2 アンケート結果

 生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
 その内容の一部をご紹介します。

  • (1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
    • (ア)省内全般
      • 外務大臣が会見する場所の会見台が上下に動くこと。会見の時に顔写りを良くする板があったこと。
      • 記者会見室にあった同時通訳する部屋が印象に残りました。そういうものがあるとは知っていたのですが,あんなわきにあるとは思っていなくて,意外性がありました。
      • 施設の雰囲気が良くて素敵でした。
    • (イ)省員の話・様子
      • もともと英語や色々な言語がペラペラじゃないと働けないと思っていたが,外国語を沢山話す機会があるから,働いていく中で外国語を話せるようになること。
      • 職員全体の1/4以上が女性であること。
      • 仕事にやりがいを感じられて,めちゃくちゃ楽しいこと。
      • 首相に関する仕事も外交官に任されていること。
      • テレビで見たり報道されているよりも,一般人に身近な仕事をしていること。
      • 外交官の仕事は忙しくて,あまり楽しく感じることが少ないと思っていたけれど,話を聞いて,忙しい分充実した仕事だと思った。
      • 質問したことに対して,真剣に答えてもらえて良かった。
  • (2)感想・意見など
    • 自分が思っていたこととは違って明るく仕事していたり,中にあるものの仕組みや,講師の話の中で,外務省の仕事の厳しさや楽しさがとても印象に残りました。いろいろと難しいことが多くあると思うけれど,勤めていくうえで,学んで楽しくできる仕事もあると知ることができて良かったです。
    • 最初は外交官という職に興味がなかったが,見学して魅力的な職だと思った。海外に行くことができて,刺激もあるし冒険できる仕事で楽しそうでした。
    • 男性ばかり働いているかと思いきや,女性のための環境も整っていたり,案内してくれた方達がユニークだった。自分の将来つきたい仕事の一つだったので,とても良い経験になりました。
    • イメージと違い,職場の人間に活力があって,仕事を楽しんでいると感じた。設備がすごかったです。
    • もっと怖めの人がたくさんいると思っていたけれど,皆さんとても優しく,堅くない人で話しやすそうだった。外務省の仕事内容で,私達が調べてもあまりよく理解できなかったことを分かりやすく説明していただき,外務省への興味が今以上にわきました。
    • 私は,外務省で働く人達は皆「頭がいい人」とか「堅いイメージ」を持って来たのですが,案内や講習をしてくださった方は,優しくて面白い方たちだったので,そこの印象が一番大きく変わりました。
    • 私は英語が大好きだし,英会話を外国人とするのが夢なので,とても良い仕事だなぁと思いました。
    • 国際関係の仕事が多い職業なので,労働時間とかとても長いけれど,いろいろな国に行くと日本との違いとかも分かる気がしたので,良い職業だなぁと思いました。海外にはとても興味があるので,出張などで海外へ行けると思うといいなと思いました!
    • ただひたすら堅苦しくて大変な職場だと思っていたが,楽しいことややりがいもたくさんあることが分かった。案内・説明をしてくれた人が面白かった。
    • 外交官のお話が楽しく,興味の湧くお話でした。生徒達に働くことの楽しさや達成感を感じさせられたと思います。(引率教員)
小中高生の外務省訪問へ戻る