小中高生の外務省訪問
平成27年度(2015年度)「小中高生の外務省訪問」
市立朝霞第四中学校の皆さん
平成27年9月24日

平成27年(2015年)9月16日(水曜日)外務省に埼玉県朝霞市立朝霞第四中学校(1年生20名及び引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1 主な行事内容
- (1)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (2)「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内し,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 外国との交渉で気をつけていることは?
- 外交官になるためにどの様な努力をしてきたのか?
- どの国の人が来ても,その国の言葉に対応できる専門家がいるのか?
- 海外で大きな事故や災害があった際に,TVでよく「日本人の被害者はいませんでした。」とやっているが,日本人の安否は外務省の人が確認しているのか?
- ロシアなどの大きな国でも日本の領事館は一つしか置かれていないのか?
2 アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 同時通訳ブースがあったこと。同時通訳は2人ペアで行われていること。
- 会見台のマークは外務省の「外」の字だったこと。
- 国際会議室で一席ずつマイクがついていてスゴいと思った。
- (イ)省員の話・様子
- 外国との交流を深くするための大切な仕事なのに,給料が先生達と同じくらいだということ。
- 国のために細かいことまで気遣っていること。
- 外務省で働いている人はほぼ全員英語を話せること。
- 在外職員の6割が開発途上国勤務で,命がけで働いていること。
- 外務省に勤務している人は,働き始めてから外国語を学ぶ人が多いこと。また,46カ国語の語学の専門家がいること。
- 大きい国でも設置されている日本大使館は一つであること。
- 外国との交流だけではなく,世界のために色々な努力をしていること。
- 詳しく外務省の仕事を知ることができ,具体的なことや大使館についてのことなど,知らなかった事をたくさん知ることができて,印象が良くなった。
- (ア)省内全般
- (2)感想・意見など
- 外務省は何をする所か知らなかったけれど,教えてもらえたら,とてもスゴい仕事でした。外務省の仕事はいい仕事だと思いました。
- 今回の体験で世界に興味がわきました。
- とてもまじめで,いつも真剣なイメージがありましたが,明るい人が多いということが分かりました。質問をしたときに,とても分かりやすく教えていただいて嬉しかったです。
- 訪問する前はテレビなどで税金のムダ遣いなどと言われていましたが,実際に訪問してみて色々な話を聞いていたら,税金のムダ使いを全くしておらず,他の国の援助などに使っていたので,とても良いと思いました。
- このような機会にたくさん教えていただき,とてもためになりました。世界の事や日本の事をもっと知りたいと思いました。また機会があれば,たくさんお話が聞けることを願っています。
- 外国と仲良くなろうと一生懸命に仕事をしているから,印象がとても良くなった。夜遅くまで頑張って,日本のために働いているなんて,とても尊敬します。
- 華やかなイメージがあったけれど,話を聞いてみて違うということが分かった。色々なことを教えていただきありがとうございます。外務省はつまらないと思っていたけれど,今日来てみて楽しかったです。
- 思っていたのと全然違ったし,挨拶をしたらみんな元気に挨拶をして下さった。会議室の中に入って座ったりすることもできて,すごく楽しかったです。色々知らなかったこともいっぱい教えてくれてよかったです。
- 分かりやすくご丁寧に説明いただきありがとうございました。外務省のイメージがとても良くなりました。(引率教員)