小中高生の外務省訪問
平成27年度(2015年度)「小中高生の外務省訪問」
私立共愛学園高等学校の皆さん
平成27年8月21日

平成27年(2015年)8月13日(木曜日),外務省に群馬県私立共愛学園高等学校の皆さん(1年生18名,引率教員2名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1 主な行事内容
- (1)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (2)「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員(群馬県出身)より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 外交官になるためにどのような勉強をしたのか?
- 意外と知られていない親日国は?
- 首脳会談をセットするときに,どうやって相手国と段取りをつけるのか?
- 今まで訪問した国の中で,一番苦労した国は?
- より良い外交関係を築くために,ODA以外で個人的に努力していることはあるか?
2 アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 記者会見台の高さが調整できること。顔を良く見せるためのパネルがあること。
- 中庭があること。
- オフィス内にいる方々の顔つき。
- 部屋の多さ。女性のための休憩室や医学的なものもあって,とても驚いた。
- 大臣専用のエレベーターがあったこと。
- 省内にコンビニがあったこと。
- エレベーターホールにあった像(顕彰の像)
- (イ)省員の話・様子
- 首脳同士が話し合いをする際に,スケジュールや話す内容や通訳の仕事を全て外務省でやること。会見のための文書を考えたり,会場のセッティングまで担当していたこと。
- 隠れた親日国,日本人が知らない親日国がたくさんあること。
- 男性ばかりの職場かと思っていたが,女性も意外と多いこと。女性のための施設が充実していて,働きやすい職場だと思った。
- 外国との政治的な関わりだけをやっていると思ったら,意外にも日本の文化を広めることもやっていること。親近感がわいた。
- 外務省の仕事の内容が具体的に分かって,身近に感じられるようになった。また,職員の説明が分かりやすく,気さくに話してもらえて好感が持てた。
- (ア)省内全般
- (2)感想・意見など
- 雲のような存在で,どのような場所か想像できなかったけれど,記者会見の現場に入ったりすることができて,外務省の雰囲気を生で体感することができた。ご丁寧にありがとうございました。また来ます!!
- 女性に優しい職場で良いなと思った。やりがいのある仕事だなと,とても憧れます。とてもいい機会を与えてくれて,ありがとうございました。
- 外務省というと,外交という大まかなイメージしかなかったが,外務省で行っていることを今回学ぶことができた。より外務省の仕事に興味を持った。
- 外務省は外交に大きな役割を果たしていることが分かり,とても凄いと感じた。今回訪問ができて本当に良かったです。
- 外務省は外交関係,国際的な活動などとおおまかにしか分からなかったので,通訳や会談などのときに多くの準備を行っていることは知らなかった。外国との交流をより良くするために,多くの人の力によって,日本と外国との関係を良くしていることに驚いた。自分の母校の中学校の先輩の話が聞けて良かったです。
- 外国に対して情報を整理するだけかと思っていたが,外国と向きあおうとしている姿勢を感じた。外務省の印象が変わった。もっと堅いかと思っていたが,省員の人は皆真剣に外国と向きあっていた。
- 日本の外交を一手に引き受けていることが分かった。平等な世界,平和な世界が作られるよう,国民の一人として期待したいです。