小中高生の外務省訪問
平成27年度(2015年度)「小中高生の外務省訪問」
私立盛岡中央高等学校の皆さん
平成27年8月10日

平成27年(2015年)8月5日(水曜日),外務省に岩手県私立盛岡中央高等学校の皆さん(2年生28名,引率教員2名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1 主な行事内容
- (1)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (2)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,質疑応答(Q&A)を行いました。 - (ア)外務省員より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 何カ国語話せますか?
- 外交官として一番大切なことは?
- 外国に最初に訪れたときに,文化の違いで困ったことはあったか?
- 英語とフランス語はどうやって話せるようになったか?
- いつ頃,外務省に入ろうと思うようになったのか?
2 アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)記者会見室
- 記者会見などで使われている台に秘密が色々隠されていたこと。
- 記者会見の場所や会議室などテレビのニュースやドラマで見るようなところが多くて驚いた。
- 記者会見室の台の高さを変えることができること。
- 同時通訳ブースがあったこと。
- (イ)省員の話・様子
- 外務省に入ると,必ず2年は留学すること。
- 外交は個々の能力がすごいイメージがあり,外務省の人は何カ国語も話せると思っていたが,チームプレイでそれぞれの専門語の人がそれぞれの言語を対応していること。
- 日本の援助で大いに助けられた国があるということ。
- 文系のみならず,理系でも活躍できる場所であること。
- 外務省で働いている人の人数が国内より海外の方が多いということ。
- もっと堅い感じだと思っていたが,けっこう門戸が広そうな印象に変わった。
- 実際に話を聞いて,メディアの情報だけでは分からなかった外務省の仕事を知ることができた。
- 外務省の人たちはおもしろく優しい人が多いと感じた。
- 外務省では好奇心が大切であることが分かった。
- 進路について聞くことができてよかった。
- (ア)記者会見室
- (2)感想・意見など
- ただ資金などの経済的援助を国際的に取り組むだけだと思っていましたが,文化的なものがあるということ。
- 今回お聞きしたお話はとてもおもしろくて,外務省に興味を持った。たくさん勉強して将来外務省に勤めたい。
- 国を動かすに近い重要な仕事について触れる機会があまりないので,とてもいい経験になった。
- 堅そうなイメージがあったけれども,人の役に立つために一生懸命働くことは良いことだと思ったし楽しそうだと思った。
- 様々な国際会議の裏で,多くの力が働いていることが分かった。また国と国との友好の原動力となっていることも分かった。生徒たちが世界に目を向け活躍してほしいと考え訪問しました。その目的が果たせましたし,省員のお話でいろいろなことを考えるきっかけとなったと思います。(教員)