小中高生の外務省訪問
平成27年度(2015年度)「小中高生の外務省訪問」
私立聖セシリア女子中学校の皆さん
平成27年7月23日

平成27年(2015年)7月16日(木曜日),外務省に神奈川県私立聖セシリア女子中学校の皆さん(3年生30名,引率教員2名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1 主な行事内容
- (1)「顕彰の像」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学しました。 - (2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (3)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内後,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 学生の時から英語は得意だったのか?
- いつ頃から外務省に興味を持ったのか?
- 英語以外に話せる言語はあるか?
- どんな人が外務省で働くのに向いているのか?
- やりがいを感じるのはどういう時か?
2 アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 建物の内部が立派だったこと。若い人がいたこと。
- (イ)記者会見室
- テレビなどで見た記者会見の場を自分の目で実際に見ることができたこと。高さが上下する会見台や顔写りを良くするレフ版など,最新の設備を使っていた。
- 記者会見室などにある同時通訳スペース。
- (ウ)省員の話・様子
- 外務省で働くことはあり得ない世界ではなく,身近なのだということ。自分には関係のない遠い世界だと思っていたが,親近感がわいた。
- 自分たち若者が世界に出た時に恥をかかないように,外交をしっかりと行ってくれていること。
- 自分たち国民が安心して海外に行けるために,外務省の人達が頑張って働いていること。外務省はみんなが外国に出たときに良い環境で活動していけるように仕事をするところだと分かった。
- 日本と外国の関係は,人間関係に似ていること。
- 「自分の一言で国が責任を取らなければならないから,すごく気をつけなければならない」という責任感のある言葉。グッときた。
- 「どんな人が外務省に向いているか」という問いに対する「現状を知り絶望するのではなく,今日は明日より良い社会になっていると考えられる人」という答え。
- (ア)省内全般
- (2)感想・意見など
- 外務省で働いている人達は,日本の未来のことを考えて活動しているんだなと思うと,とても外務省で働く人達がかっこよく見えた。
- 志を持って仕事をしているんだなと感じ,素晴らしいと思った。仕事をしていくことは大変だが,日々,昨日より今日の方が少しでも良くなるように,自分たちのために仕事をしてくれているのだということが良くわかった。
- 外務省は政治を良くするための土台であり,しっかりした所だと感じた。これからも日本の政治についてよろしくお願いします。
- 東日本大震災の被災地への支援を積極的にしている国の思いにスゴく感動した。
- 英語を使って責任を持って仕事をする人がかっこいいと思った。自分も英語を話せるようになりたいです。
- 見学がとても楽しかったです。省員の話を聞いて,外交官になるのは難しそうだが,韓国に対応する外交官になりたいと思った。
- 今日見学して,今までぼやっとしか分からなかった外務省のことが分かるようになった。日本国民が外国に行きやすくするための仕事をしているのは,ここぐらいだと思うので,これからも頑張って下さい。
- 日本と外国との関係を築く仕事だというのは,少し知っていたけれど,その仕事が国民にも関わっていることを知り驚いた。とても分かりやすく知ることができて良かった。ニュースなども見て,もっと知りたいです。
- 今まであまり興味はなかったが,今日選択肢が広がった。本日聞かせてもらったことを生かし,将来のことを考えて行きたいと思う。
- 省庁という堅苦しいイメージが,省員皆さんの対応で明るくなった。外交という,まだ自分たちには関係ないような話だと思っていたが,今日話を聞いて,自分たちと同じような関係なんだなと思った。
- 見学していて,外務省の人がテキパキと行動していて素晴らしいと思った。もっともっと世界の事に興味を持てたので良かった。
- 講師の前向きに生きていこうとする姿勢に好感を持った。生徒の中にもその気持ちは伝わったと思う。(引率教員)