外交講座

平成27年6月15日

平成27年6月3日(水曜日),筑波大学に中村和彦 国際法局経済条約課長を派遣し,外交講座を行いました。

テーマ: 外交実務における国際法の活用
International law as an effective "tool" of diplomacy

講演内容:

  • 政府のコンピューターシステムに対するサイバー攻撃(マルウェア送付)の仮想事例を取り上げ,外交実務において(1)適用可能な既存の国際法規範の特定,(2)当該既存の国際法規範の履行確保,(3)既存の国際法規範が(十分に)存在しない場合における国際立法をそれぞれどのように行うかを紹介

参加学生からの質問:

  • 留学生が活発に質問,討議に参加。
  • 国際法の分野で業務を行うに当たり,総合職と一般職とで業務内容にどのような違いがあるのか。

参加学生の感想:

  • 国際法のことは学んでいたが,それが実務の中でどのように使われているのかよくわからなかったので,ためになった。
  • ツールとしての国際法,特にサイバーオペレーションについて取り扱って頂いたが,非常に興味深く,前線で働いている外務省の方からお話を伺えるのは非常に良い機会だと思った。
  • (外務省に)元々興味があり,それが高まった。

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