高校講座
令和2年度(2020年度)高校講座実施報告
熊本県立済々黌高等学校
講演テーマ「外務省の仕事と地球規模課題」
令和2年11月4日


令和2年9月29日、外務省と熊本県立済々黌高等学校の間において外務省国際協力局地球規模課題総括課の春田博己課長補佐を講師とするオンライン(リモート)高校講座が開催されました。
参加者からの感想(抜粋):
- SDGsは世界から個人までが取り組めると分かりました。SDGsは、17の目標が一つ一つ独立しているのではなく、複雑に関わり合っているため、自分にできることに取り組みたいと思いました。キーワードの誰一人取り残さないために、誰もが何かできるということを忘れず、差別をしないなど、小さなことから始めていきたいです。
- これからグローバル化に伴って、世界の国同士やそこに住む人、システムの結びつきはよりいっそう強くなると思いますが、その中でお互いの課題に取り組む姿勢を強く持っておくために、良いこと、悪いこと関係なしにあらゆる情報を知るということはとても大切なことだと感じました。外国だけでなく自分の国についても、今まで以上に興味を持っていきたいです。
- 今までの外務省の仕事に対するイメージは、大使館や首脳会談等でした。しかし実際には、そのほかにも様々な国に対する経済的な支援や学校の建設、日本の文化を広めて理解してもらうなど、日本のファンを増やす仕事もされているということも知り驚きました。
- 日本と世界の国々の関係には、外務省が大きく関わっていることを知りました。外交を失敗すると、国益の損失や安全が脅かされることにつながり、最悪の場合戦争になってしまうという話が印象に残っています。大きな責任を持つ仕事なのだと思いました。
- 外務省の詳しい話や、実際の海外の姿などの話が聞けたのは、すごく面白かったです。今まで私は、アラブ首長国連邦と聞くと高層ビルが建ち並び国民もきれいな服を着ている豊かな国、という表面的な部分しか見えておらず、国を発展させるために働いている人々のことは何も知らなかったのだと実感しました。
- 講演の中で最も印象に残った話は、講師が実際にイエメンに行ったときの話です。近所に爆弾が落とされ、黒煙がもくもくと上がっていたり、爆弾のため黒く廃れた学校で勉強している子供たちの写真を見て、心を打たれました。
- 国連でSDGsが全会一致で採択されたことや、それがどれほど難しいことなのかという話を聞いて、SDGsがそれだけ世界中の国々にとって大切で、私たちが協力して解決していかなくてはならない課題なのだと感じました。これからもっと積極的にSDGsについて学習し、考えたことを実践していきたいです。
- 一番印象に残った言葉は、「誰一人取り残さない社会」です。withコロナの時代に、様々な取組がされている中で、その取組一つ一つがSDGsのゴールにつながっていると思うと、よりSDGsに関心を持つことができました。