外交講座
令和元年度(2019年度)外交講座
山形大学大学院
令和元年9月27日

令和元年7月5日(金曜日),山形大学大学院に前川秀信国際協力局地球環境課上席専門官を派遣し,外交講座を行いました。
テーマ:国際場裡における地球環境問題対策と日本外交
講演内容:
- 外務省の組織とその活動
- 在外における自らの具体的な外交活動の事例と外交官としての仕事の魅力
- G20大阪サミットの概要(海洋プラごみ対策の成果等)
- ODAについての紹介(鷹の爪団のDVD活用)
- 地球環境条約の歴史と概要及び我が国の取組
- 多様な地球環境条約の歴史と概要
- ワシントン条約をめぐる現状(捕鯨問題及び象牙を巡る日本の立場と交渉の現状)
- その他 国際社会で活躍されるあなたへ
- 外務省専門職員採用試験及びJPO制度の説明
- 地球環境条約事務局への就職の可能性
- たびレジ等の紹介
参加学生からの質問:
- 国際会議において,様々な意見が対立する中で,どのように反対派を説得し,議論を有利に進めていくか,そのノウハウを教えていただきたい。
参加学生の感想:
- 外交と環境問題は結びつかなかったが,今回の講演で,そのような取組があるのを知った。IWCの話は誤解していたので興味深かった。
- 外交政策がどのようなものであるか知ることができてよかった。現在,世界では何が起こっているのか知ることができてよかった。
- 環境に関連のある分野が今の国際問題になっていると感じた。
- 現場で実際に働いている国家公務員が解説してくれるというのは貴重な機会であり,臨場感もあるため,非常によいと感じた。
- 実体験を踏まえているので,普遍的な情報のみでないのがおもしろいと思った。
- 外務省の仕事内容を深く知ることができ,今後も注目したいと思えるきっかけになった。
- 外交の詳細は,あまり分かっていない部分が多いので,専門で行っている外務省が講義を行うことは非常に意味があると思う。