外務省を知るためのイベント
平成25年度(2013年度)「小中高生の外務省訪問」
私立新潟明訓高等学校の皆さん
平成26年3月7日

平成26年(2014年)3月7日(金曜日),外務省に新潟県私立新潟明訓高等学校の皆さん(2年生4名,引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「顕彰の像」「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
(3)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(4)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内し,Q&A(質疑応答)を行いました。
(ア)外務省員より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :- 海外に赴任する頻度はどれくらいか?また海外の大使館では何をしているのか?
- 外交官は,いついかなる場合でも日本に利益のある選択をするのか?
- どのような仕事をし,1日のスケジュールはどのようなものか?
- 外務大臣の外遊先はどのように決めるのか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- 意外に多くの女性が働いていたこと。
- きれいな中庭。
(イ)記者会見室
- ニュースで見た会見室に入れて,政治をより身近に感じられた。
(ウ)省員の話・様子
- 各国との外交の裏側は,多くの人達による表に出ない仕事に支えられていること。
- 北朝鮮は国家承認されていないこと。
- 女性外交官の話を聞き,外交官のイメージが大変明確になった。
- 国際平和のために賢明に働く人達の姿が見られた。質問の受け答えがとても丁寧だった。
- 外交官は担当の言語を与えられ,2年間で習得しなければならないこと。
(2)感想・意見など
- 華やかなイメージが先行しがちな外務省の本来の姿を知ることができた。
- 自分の目で見て外務省を実際に体感することで,日本の省庁への興味が高まった。非常に良い経験ができた。
- 日本という国家,世界との関わりを担うので,自分とははるか遠い存在と思っていたが,見学して少し身近に感じることができた。