外務省を知るためのイベント
平成25年度(2013年度)「小中高生の外務省訪問」
酒田市立松山中学校の皆さん
平成26年2月27日

平成26年(2014年)2月27日(木曜日),外務省に山形県酒田市立松山中学校の皆さん(2年生6名,引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
(1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
(2)「顕彰の像」「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。
(3)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
(4)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内し,クイズやQ&A(質疑応答)を行いました。
(ア)外務省員(山形県出身)より,入省に至る経緯や入省に当たっての留意事項,現在の職務内容,海外勤務・出張の際に感じたこと,外交に携わることの意義などにつき,適宜解説しました。
(イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例 :- なぜこの仕事についたのか?
- 外国との交流の際に宗教や政治の違いに苦労したことはあるか?
- TPPに賛成か反対か?
- 日本と友好関係が深い国はどこか?
- 海外に行って良かったこと,楽しかったことは何か?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
(1)外務省で見たものや聞いたもののうち、驚いたことや印象に残ったこと
(ア)省内全般
- 陸奥宗光像
(イ)記者会見室
- 本物を初めて見てビックリした。
(ウ)国際会議室
- 外国語の会話を翻訳する同時通訳ブースがたくさんあった。
(エ)省員の話・様子
- 外務省は仕事の多くを海外で行い,日本人の保護などもしていること。
- 世間では「日本とある国はうまく行っていない」などと聞くが,実際はお互いに親近感を持つ,とても仲の深いつながりがあったこと。
- 外務省の仕事内容は世界や日本にとても役立っているということ。
(2)感想・意見など
- 外務省とはどういうところか初めは分からなかったが,実際に来てみて,分かりやすく教えてもらったので,訪問して良かったなと思った。
- 外務省には色々な秘密が隠されていてビックリしたし,とても面白かった。
- 東京はこわいイメージがあって,外務省の人達も厳しいのではと思っていたが,愛想良く出迎えてくれたので,印象がとても良くなった。
- 丁寧で分かりやすい説明をしてもらった。クイズを取り入れたり,質問に答えてくれたりと細やかに準備してもらったことに感謝している。(引率教員)