高校講座
令和元年度(2019年度)高校講座実施報告
秋田県立秋田高等学校
講演テーマ:「外務省の仕事」
令和2年2月12日


令和元年11月20日,秋田県立秋田高等学校にて外務省大臣官房公文書監理室の吉野浩平課長補佐を講師とする高校講座が開催されました。
参加者からの感想(抜粋):
- 心に残っているお話は,言語を学ぶことはその国への最大のリスペクトという話です。今なんとなく英語を勉強していますが,その言葉を聞いて,外国語学習への意識が変わり,より興味をもって勉強できるのではないかと思いました。
- 今は,どこの国とも関わらずに暮らすというのは不可能で,他国とのパイプを作るために外務省という役所があることが分かりました。どの仕事でも楽な仕事というのはないと思うが,外務省でも,相手国や自国へ配慮したりと,大変な仕事をしているなと思いました。
- 外務省職員の1日から,様々な仕事について新しい世界を見せてもらい,本当に 楽しく聞きやすい講演をしていただいたことに感謝しています。外交青書の存在等,新しく知ったことも多かったので,私なりに色々と調べてみたいです。
- 外交というのは,ただ仕事が早ければといいとかそのような能力だけではなく,人と接する上で必要なコミュニケーションスキル,相手が何を伝えたいのかを詳しく理解するための言語力,まっすぐにその対象を調べるのではなく,周りからも情報を集めていくための人脈など,様々なスキルが必要なのだと理解することができました。
- 外交をする上で心がけていること,外交の大変なところなど,お話の端々に自分にも生かせる部分があるように感じました。
- 中国人で日本語がペラペラの人と話すときでも,相手への礼儀を忘れずに相手の言語でなるべく話そうと心がけていたという話から,私は今英語を学んでいるが,いずれは英語を母国語としている人たちと話すためにつながると考えると,もう少し英語という教科への気持ちを改めようと思いました。
- 日々,ニュースや新聞を見ていて,外国との関係は冷たいというイメージを持っていましたが,私が想像していた以上に,礼儀や相手に対する小さな気遣いがあって,様々な国と日本の関係が保たれていると感じました。
- 海外に行くと,様々な考えや文化を持つ人との交流がたくさんあるので,自分の考えの幅(視野)が広がったり,思わぬ経験をしたりと人生が大きく変わるチャンスとなるかもしれないということに気付きました。海外へ行くことの楽しさやメリットが今回の講座でより感じることができたと思います。
- 私は,将来国際系の仕事に就くためのヒントを得るために,今まで国際的なボランティアをしたり,発展途上国に研修をしに行ったりしてきましたが,本当に将来につながっているのかと悩み,焦ったこともありました。しかし,講師の「未知に飛び込んでほしい」という言葉を聞き,私のやってきたことは無駄ではなく,その一つ一つの経験が自分の将来につながっているのだと気付くことができました。