高校講座
平成30年度(2018年度)高校講座 実施報告
広島県 私立武田高等学校
講演テーマ:「外交官の仕事と生活」
平成31年3月15日


平成31年1月23日,広島県私立武田高等学校にて外務省アジア大洋州局地域協力室の深堀裕賢室長を講師とする高校講座が開催されました。
参加者からの感想(抜粋):
- 他国の外交官と交渉する際,日常的な会話から始まり,相手との距離を縮めてから話し合いに持っていくため,多くのジャンルの知識を持っていると良いことが分かりました。相手とのコミュニケーションを通して,情報をどこまで引き出せるかという駆け引きが大事なのだと思いました。
- 座談会に参加させていただいて,外務省の仕事をするにあたっての裏話をいろいろと聞けるという貴重な時間を過ごすことができ光栄でした。これからの日本を担っていく世代の人間として,どんなことをしていくべきかを考えながら生きていきたいと思います。
- これからもっと国際的になるので,英語は必要になってきたり,有利になります。日常会話100語覚えれば通用すると聞いて,良いモチベーションになりました。調べたら本当にネイティブは100語くらいで話していて,文法とかは完璧ではないそうです。国際的に通用する人間になれるよう,精進していきます。
- 外務省は,国際的に活躍する人が働いていて,かなり大変な仕事ではあるけれど,この仕事からは,英語力,コミュニケーション力などのたくさんの得るものがあり,とても良い仕事だなと思いました。しかし,外交官になるには,強い使命感,知性,人間としての誠実さが大切なのだと知りました。
- 普段は英語についての話はとても苦手なのですが,英語に対する興味がわき,とても有意義な時間を過ごすことができました。語学習得の説明は,それについて悩んでいた私にとって渡りに船の機会となりました。
- 外交官や国際社会で働く人は,国や文化の違い,言語の違いなどを受入れ,世界の役に立てるんだと思いました。いろいろな国の人と意見や見解を分かち合い,世界をより良くしていることに気づきました。
- 「高校生への提言」で,「メディアリテラシーを身に付ける」と「日本人として誇りを持つ」という言葉は,私に衝撃を与えました。外国との関わりとして自国の一員として誇りを持つのはすぐに理解できましたが,メディアリテラシーは今まで結びつかなかったです。「マスコミの話が全てではない」「見方で別の見方にもなる」「自分で知識を付け,考えることが重要」という言葉に講師が実際に知っている国とマスコミが報道している内容に大きな差があることが分かりました。
- 国連や世界規模の会議の経験を話してくださり,国を代表して発言しているという,責任もあるがやりがいも大きい仕事という新たなイメージを持つことができました。「宗教のことや科学のことでも,人と話すときにはどんなことも役立つ。だから学生のうちにいろいろな知識を身に付けてほしい」という言葉で,私の勉強に対するモチベーションが上がりました。
- 外国語が使えると,人との繋がりが何倍にも増えるというのに共感しました。インターネットの情報はほぼ英語で書かれていますし,その分得られる情報量も何倍にもなるということですが,理解できるようになるには外国語の知識が必要不可欠です。自分の可能性を広げるという面でも,改めて外国語を学ぶ重要性に気付かされました。