高校講座

埼玉県立春日部女子高等学校

講演テーマ:「異文化理解」

平成31年3月15日
(写真1)高校講座の様子(春日部女子高等学校)

 平成31年2月27日,埼玉県立春日部女子高等学校にて外務省経済局G20サミット事務局の原田貴次長を講師とする高校講座が開催されました。

参加者からの感想(抜粋):

  • パキスタンのマララさんについてのお話では,私たちはテレビやスマホで流れてくるニュースをそのまま受け入れていると感じました。ネットにたくさんの情報があり,スマホに頼りがちですが,実際に現地の人の話を聞いたりすることで,得られるものや価値観の変化が起きることが改めて分かりました。
  • G20大阪サミットについて,開催されることは知っていましたが,G7よりも規模が大きいことや,37か国を招待していることなどを知ることができたので良かったです。
  • 埼玉県は,パキスタン人の人口が一番多いことを今日初めて知りました。今まで海外にはあまり興味がありませんでしたが,身近に海外と関係を持てる環境があると知り,少し海外に興味が持てたと思いました。
  • 環境面では,私たちは普段多くのプラスチックを使用し,廃棄していますが,それらが海に流出して海洋生物に影響していることまで考えて使用していません。このような,環境に限らず多くの場面において周りのことも考えて生活していきたいです。
  • 大使館に赴任するにあたっては,その国の言語である程度専門的な話をできなければならないのかと思っていましたが,英語でかなり通じるということだったので,英語は大切になってくることが分かりました。また,少しでもその国の言葉を話せればコミュニケーションが円滑になるということだったので,海外旅行の際は少しでも使えるフレーズを覚えてみようと思いました。
  • 印象に残った話は,パキスタンの女性の3分の1しか文字の読み書きができないという話です。日本では,ほとんどの人が文字の読み書きができるのが当たり前なので,同じ時代を生きているのにこんなに差があるのか,と心が苦しくなりました。勉強したくても,家庭の事情などで勉強できない人がいることを知り,改めて自分は恵まれた環境で勉強することができているんだなと思い,日本に誇りをもって生きていくべきだなと思ったのと同時に,思うように生活できない人のために,自分ができることを少しでもやっていきたいと思いました。
  • パキスタンのマンゴー輸入開始の裏に大変なやりとりがあったことを知り,普段なにげなく手に取っている輸入食品が,誰かの仕事のおかげで輸入できるようになったすごい物だったのだなと考えるきっかけになりました。次に輸入食品を手に取るときには,原産国に思いを馳せてみようと思います。
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