高校講座
平成30年度(2018年度)高校講座 実施報告
沖縄県立向陽高等学校
講演テーマ:「外務省・外交官の仕事」
平成30年11月15日

平成30年10月15日,沖縄県立向陽高等学校にて外務省第一国際情報官室の西藏盛益也課長補佐を講師とする高校講座が開催されました。
参加者からの感想(抜粋):
- 「ライバルは自分以外にいない」ということや,「迷ったらゲンテンに立ち戻る」(ゲンテンとは「原点」,「減点(自分を甘やかさない)」,「原典(授業,テキスト)」)ということを聞いて,とても納得できました。
- 文化や習慣を完全に埋めることはできないが,その違いを越えることで誰からも信頼される人になれると聞いて,すごく心に響きました。
- これからニュースをもっと聞いて,世界の問題について理解し,自分の考えを持てるようにしていきたいと感じました。私も何らかの形で日本,沖縄,又は世界に何かを奉仕,協力していきたいという気持ちが芽生えました。
- 「違いを超えて,誰からも信頼され,慕われる“自分”を創り続ける力」という言葉に感銘を受けました。私自身もこの力を身に付け,将来の国際社会を築く1人になりたいと思いました。
- “価値観や文化の壁は越えられないが,その国に寄り添おうとすることが外務省では大事”ということが,とても良い言葉だなと思いました。
- 印象に残った話は,国と国との間にある価値観の違いを完全に埋めることはできないという話です。その違いを超えて信頼される自分を造り上げるために,他国やその他の人々の価値観を認め共感する心や,助け合う勇気と行動力,そして強い気持ちを持つことが大事なのは,外交のことに限らず,友達であったり,家族であったり,身近なことにもつながると思いました。
- 外国と関わる以上,デスクワークだけではなく,災害時には衛星電話を抱えて走ったりと,日本と外国との平和を守るために泥まみれにすらなって,自国の安寧を保つために頑張っているということを知ることができて,本当に良かったと思っています。
- ODAでミャンマーにダムを造るかという通訳で,ミャンマーの人々の性格や気持ちをくみ取って通訳したという話がとても印象に残りました。交渉がうまくいくようにサポートしたいという気持ちがありながらも,事実だけしか伝えられないもどかしさと,国同士の関係を背負っているというプレッシャーがよく分かりました。