外交講座
平成29年度(2017年度)外交講座
南山大学
平成30年2月19日

平成30年1月24日(水曜日),南山大学に佐藤大欧州局ロシア課主査を派遣し,外交講座を行いました。
テーマ:ロシア情勢と日露関係
講演内容:
- 外務省を志したきっかけ,入省までの留学及び海外インターンでの体験談
- ロシアの国概要,内政及び経済情勢
- 日露関係の現状,特に2016年12月のプーチン大統領訪日の際の日露首脳会談の概要と合意事項の実施状況
- 「ロシアにおける日本年」を念頭に対ロシア査証緩和によるロシアからのインバウンド増加と大学や学生間交流の重要性
参加学生からの質問:
- プーチン大統領訪日準備に係る話の中でプーチン大統領専用機が大幅に遅れて山口に到着したとの言及があったが,準備に際しては同大統領の遅れ等トラブルも想定していたのか。
- 北方領土問題の解決が日本の抱える他の領土問題(竹島問題を想定)に如何なる影響を与えうるか。
- 北方領土問題の解決のためにバイだけではなく,マルチの枠組みなども活用しているのか。
- 北方領土返還運動に関して,元島民が高齢化する中でどの様に北方領土問題が風化しないような政府の取組みが行われているか。
参加学生の感想:
- 日本とロシアの今現在の状況だけでなく,これまでの関わりについてよくわかった。
- 外務省がロシアとどのように関わっているのか,また北方領土の問題も二国間で交渉が日々進められていることが理解できた。
- ロシアとの関係について,北方領土の細かい部分まで知ることができてよい機会となった。
- 実際に世界で活躍されている方のお話なので,臨場感があってよかった。
- メディアで連日取り上げられる日本の外交について,外務省の職員から説明を受けることによって,正確な認識ができるようになったと思う。
- 外務省という機関は知っていたが,実際何をしているのか知らなかったので,少しは外務省の仕事を理解できたと思う。
- 実際に国外で活動されている方のお話を聞くことができ,今まで漠然としか知らなかった外務省の仕事への理解を深めることができた。