外交講座

平成30年1月22日
(写真1)外交講座 国際基督教大学の様子

 平成29年12月21日(木曜日),国際基督教大学に髙林宏樹国際協力局気候変動課企画官を派遣し,外交講座を行いました。

テーマ:気候変動と国際機構

講演内容:

  • 気候変動問題とは何か
  • 気候変動問題を扱う国際機関
  • 気候変動枠組条約事務局の任務
  • 気候変動条約事務局と気候変動交渉
  • 京都議定書からパリ協定へ
  • 気候変動交渉の現状と今後の課題

参加学生からの質問:

  • 京都議定書の今日的意義,日本政府としての評価
  • パリ協定で「排出削減」の代わりに新たに作り出された「NDC(Nationally Determined Contribution)」という言葉が誕生する経緯
  • アメリカによるパリ協定脱退表明の本意
  • パリ協定に変わる国際約束が再度採択される可能性
  • パリ協定で目指すこととなる脱炭素化社会に向けた世界のエネルギー政策の傾向及び日本の課題
  • 日本で再生可能エネルギー普及の進展が遅い要因
  • パリ協定の対象となっているCO2以外の排出ガス,対象となっていないセクター
  • 国際機関の邦人職員が少ないことの問題点

参加学生の感想:

  • 自分で調べたりニュースで読む中では知ることのできない現在の情勢について知ることができた。
  • 気候変動を中心として,日本が議長を務めた京都議定書などの詳しい話を聞くことができた。
  • 日本の気候変動における国際的な立ち位置についてわかった。
  • 現場の方からの意見を聞くことは意義深い。
  • 外務省について,ざっくりとしたイメージだったが,具体的に仕事像が明らかになった。
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