小中高生の外務省訪問
平成26年度(2014年度)「小中高生の外務省訪問」
私立上智福岡高等学校の皆さん
平成27年3月30日

平成27年(2015年)3月26日(木曜日),外務省に福岡県私立上智福岡高等学校の皆さん(1年生14名,引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
- (1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。 - (2)「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (3)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (4)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内後,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員(福岡市出身)より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 最もやり甲斐のある仕事,また今まで一番きつかった仕事は?
- 今,外務省にとっての最大の課題は何か?
- 疲れていて仕事に集中できない時は,どうやって乗り切るのか?
- 他国の首相が発言した内容が,日本の経済界に影響を与えることはあるか?
- 自分に変化をきたした出来事はあったか?
- 研修2年間で語学以外に学んだことはあるか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 和風の庭や大臣専用のエレベーターがあること。
- 歯科,内外科があり,医師が働いていること。海外に行く際に伝染病などにかからないように予防接種を打つ等,色々な理由があるのだろう。充実しているなと思った。
- (イ)省員の話・様子
- もっと余裕がある中で働いていると思っていたが,案外大変な仕事であること。
- 24時間体制で働く時もあり,仮眠室やシャワー室などが完備してあること。
- 外国語が話せなくても,入省することが可能なこと。
- 話をしてくれた福岡市出身の職員がとても好印象だった。
- (ア)省内全般
- (2)感想・意見など
- 外務省がどのような所で,どんなことをやっているのかを知り,理解が深まった。本当に有意義な体験ありがとうございました。
- 真面目そうで,かつ優しく接してくれる人が多かった。今日はなかなかない機会の中,とても満足のものが得られてとても良かったです。
- 想像より忙しそうだったが,省員の話を聞いていて,とてもワクワクするものがあり,少し働きたくなった。
- 普段なかなか見られない場所や話を聞けて,とても勉強になった。生の意見を聞くことができて良かった。
- 日本人としてのアイデンティティーを保ちつつ,常にグローバルに活躍していることが分かった。とても丁寧な案内ありがとうございました。
- 訪問する前,外務省で働いている人は色々と考えることが多いので,口数が少なく,無愛そうな人が結構いるかもしれないという安直な考えを持っていたが,実際はユニークな人達だったので,以前のイメージが払拭された。
- 外務省は開かれており,国のために尽くしていることが生徒にも伝わったと思う。(引率教員)