外交講座

南山大学(ドイツ学科)

平成27年1月26日
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 平成26年12月5日(金曜日),南山大学(ドイツ学科)に杉原大作 欧州局中・東欧課上席専門官を派遣し,外交講座を行いました。

テーマ:ドイツにおけるサブカルチャーの受容 外交現場から見た現状報告等

講演内容:

  • 自己紹介(ドイツ語研修及びドイツにおける勤務を通じた背景説明)
  • テーマ(サブカルチャー)についての概念規定 マンガ・アニメについての考察
  • ドイツにおける日本アニメの受容(背景及び主な作品(年代・発表形式等))
  • 日本アニメを支える主な作家たち
  • ドイツにおける受容の意義(文化受容の双方向性,ソフトパワー,対日関心機会)
  • 日独関係の観点からの考察 等

参加学生からの質問:

  • 文化活動と在外公館の役割について
  • 他国における事例との比較について
  • 外務省に入って最も印象に残っている仕事 等

参加学生の感想:

  • サブカルチャーが日本とドイツの互いの興味を深めるツールになっているのがとても興味深かった。
  • サブカルチャーの可能性を全身で感じた。
  • マスメディアでも日本のアニメ・マンガ・コスプレが海外でとても人気だと取り上げられていて何となくは理解しているが,歴史的・文化的背景を知ることができ認識がより深まった。
  • 日本文化は世界に受け入れられる価値があるという認識を持てたことは自分にとってもこれから未来を生きていく上でプラスになったと思う。
  • マンガやアニメは国を挙げて世界に宣伝していることを知り,外交政策に重要な役割を果たしていることがわかった。
  • ドイツにおいて日本のサブカルチャーがこれほどに浸透しているとは知らなかったので,非常に認識が深まった。
  • ドイツにおけるサブカルチャーの受容において,アニメやマンガが受け入れられた背景に,日本人の繊細さや工夫があり,それが若者の心を捉えたのだと感じた。
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