小中高生の外務省訪問
平成26年度(2014年度)「小中高生の外務省訪問」
私立法政大学第二高等学校の皆さん
平成27年1月20日

平成27年(2015年)1月14日(水曜日),外務省に神奈川県私立法政第二高等学校の皆さん(3年生27名,引率教員1名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
- (1)「陸奥宗光像」見学
幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。 - (2)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (3)「顕彰の像」,「中庭」見学
明治2年(1869年)の外務省設立以来,職務中に不慮の事故や疾病等で無念の死を遂げた多くの省員に敬意を表しその事績を顕彰する「顕彰の像」を見学し,その奥にある「中庭」(日本庭園)も鑑賞しました。 - (4)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内後,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 安倍政権に変わってから大変なことはあるか?
- アメリカ留学中に何をしていたのか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 建物の中を初めて見て,こんなに広く色々な部屋があり,スゴいと思った。
- 外国の方がたくさんいたこと。
- 記者会見室が意外と狭く,こういった場所で会見が行われているのかと思った。
- 中央玄関にあった顕彰の像の意味。外交官の中に何人も殉職している人がいることを知った。
- 日本庭園という憩いの場を作っていたこと。
- (イ)省員の話・様子
- 省員のプレゼンテーション。外務省の役割などを知れて良かった。
- 外交官の話は,自分もスポーツをやっていたので共感する部分がたくさんあり,自分も夢を持てる人間になりたいと感じた。
- 日本がどれだけ平和であるかということ。
- 外交官の仕事がどのようなものであるかについて。日々水面下で激しい駆け引きが行われていること。
- ニュースで伝えられている政治などには,その下で支えている人達がいること。
- (ア)省内全般
- (2)感想・意見など
- 最近公務員が起こした不祥事が報道されることが目についていたが,実際に外務省を訪問してみると,省員の方が一生懸命日本の外交を改善しようとしている姿を目にできて,大変イメージが変わった。また,省員の話から世界と日本の関係が大変身近なものに感じられ,関心を持てるようになった。大変充実した訪問だった。
- 外交官が国を良くするために働いているということを実感できた。貴重な話を聞くことができて,とても良い経験になった。
- 省員の話がとても心に来るものがあった。夢を語れる,そのために頑張れる人になりたいです。自分も省員と同じような経験をしたことがあり,その出来事以降,夢を持つようになり,たくさんの挑戦をするようになりました。ありがとうございました。
- 省員の話がとても刺激的で,自分の人生がこの18年間,いかに薄っぺらいかを実感した。これから国際系の学部に入るので,もっと色々なことを経験したい。
- TVで見る外務省はパーティなどをしている印象があって,何をしているのだろうと思っていたが,今日実際に外務省を訪問してみて,どのような仕事なのか分かったのでとても良かった。自分が外交官になるかは分からないが,訪問してみて良かったです。
- これからのことを考えていく上で,とても勉強になった。自分の目標に向かい頑張ろうと思った。
- 省員の話がすごく響いた。「夢がないとつまらない」は,まさにそうだと思った。今日来て,話を聞けて本当に良かったです。
- 夢を持つ大切さを知ったので,留学で何をしたいか具体的に決めておこうと思った。
- 省員の話が印象に残った。今は口にできない目標だが,そのために今日から少しでも経験を積み重ねて行こうと思う。
- 質問する側の自分たちが,逆に省員に質問させるような結果になり,残念に思った。次もこのような機会があれば,自分だけでも質問したいと思う。