小中高生の外務省訪問

めざせ小村寿太郎国際塾の皆さん

平成27年1月7日
めざせ小村寿太郎国際塾の皆さん(記者会見室)
 平成26年(2014年)12月26日(金曜日),外務省に宮崎県「めざせ小村寿太郎国際塾」の皆さん(小学校6年生16名,引率教員3名)をお迎えしました。
 行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。

1.主な行事内容

  • (1)「陸奥宗光像」見学
     幕末の志士から,明治維新後,外交官,外務大臣としても活躍した陸奥宗光侯の業績をたどりつつ,像の建立・再建にまつわるエピソードにも触れました。
  • (2)「記者会見室」見学
     記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。
  • (3)「国際会議室」見学
     国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内後,質疑応答(Q&A)を行いました。
    • (ア)外務省員(宮崎県出身)から,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
    • (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
      質問一例:
      • 尊敬する職員の方はいますか?いたら,そのエピソードも教えて下さい。
      • 子どもの頃に勉強または学んだことで,現在役に立っていることはありますか?
      • 文化も言葉も異なる人達と仲良くする秘訣は何ですか?
      • 私たち国民の立場から協力してほしいことはありますか?
      • 仕事をしていて良かったと思ったことはあるか?

2.アンケート結果

 生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
 その内容の一部をご紹介します。

  • (1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
    • (ア)記者会見室
      • 会見台の高さが調節できること。
      • 大臣が会見をするとき,レフ版(銀版)を使って顔写りを良くしていること。また,生中継ができたり,会見室が満席になること。
    • (イ)国際会議場
      • その広さとイスが動くこと。同時通訳ブースがあること。
      • 185席もあること。
      • マイクのボタンを押すと席の前面のライトが光り,発言したい人が一目で分かるシステムが,クイズ番組みたいで良かった。
      • 色々な人が来て会議などをしていて,とてもスゴいなと思った。
    • (ウ)省員の話・様子
      • 訪問する前は,私達が外務省に意見を言っても,聞いてくれたり,採用されて変わったりすることはないと思っていたけれど,私達も意見を言えば,変わることもあり得ること。
      • 外務省で働く女性の人数が増えていること。
      • 昔上司に言われた言葉が,今までずっと教訓になっていること。
      • 外交官は家族と離ればなれになるので寂しそうだと思っていたが,家族も一緒に海外に赴任できること。
      • 外務省は世界との関係を知る,深める場所だと思っていたが,それ以外もあること。
      • 働いている人の目標が「国民を支えること」や「世の中の流れに沿った外務省にすること」だということ。
      • 色々な仕事があること。各担当の話も詳しく知ることができた。
  • (2)感想・意見など
    • 今日来て,テレビとかでは分からない豆知識なども含め,たくさんの情報に触れるこができた。とても楽しくためになった。自分の目で実際に見たとき,テレビで見るのとは違った気づきもあった。
    • 最初は何が何だか全く分からなかったけれど,すごいシステムを知った。とても勉強になり楽しかった。将来にも役立つと思います。
    • この日本が平和で暮らせるのは,外務省があるからだと思った。将来,外務省で働きたい!!という気持ちがでてきた。
    • 私の将来の夢は薬剤師でしたが,外務大臣になってみたいと思いました。
    • これからも頑張ってください。
    • 外務省では国民,世界のための工夫が考えられていて,来てよかったと思った。
    • 相手がどんな人でも,相手のことをきちんと見つめ,わかり合おうとしていることがスゴいと思った。
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