小中高生の外務省訪問
平成26年度(2014年度)「小中高生の外務省訪問」
兵庫県西宮市立西宮高等学校の皆さん
平成27年1月6日

平成26年(2014年)12月25日(木曜日),外務省に兵庫県西宮市立西宮高等学校の皆さん(1年生29名,引率教員2名)をお迎えしました。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
行事内容及びアンケート結果等は以下のとおりです。
1.主な行事内容
- (1)「記者会見室」見学
記者会見室の役割やスケジュール,室内に置かれている各種設備などについて説明しました。 - (2)「国際会議室」見学
国際会議室に移動し,同時通訳ブースを案内後,質疑応答(Q&A)を行いました。- (ア)外務省員(同校OB)より,入省動機,現在の職務内容,海外勤務・出張の際の経験や感じたこと,外交に携わることの意義などにつき説明しました。
- (イ)生徒さんから次のような質問がありました。
質問一例:- 学生時代に何をしておくべきか?
- 言葉の違う人とコミュニケーションを取る上で,一番心がけていることは何か?
- 外国人と話すときにいつも緊張してしまうが,どうしたら良いか?
- 邦人援護活動の中で,何が一番大切か?
- 現在はどのようなプロジェクトに携わっているのか?
2.アンケート結果
生徒さん・先生に外務省が用意したアンケート用紙に記入してもらいました。
その内容の一部をご紹介します。
- (1)外務省で見たものや聞いたもののうち,驚いたことや印象に残ったこと
- (ア)省内全般
- 国際会議室。どのような場所で会議をしているのか,実際に席に座ったり,体験することができた。
- 記者会見室に各テレビ局につながるケーブルがあったこと。また,会見台にレフ板(銀紙を貼った発砲スチロール)があったり,台が上げ下げできること。
- 女性のための休息室があったこと。働く女性が増えてきている中,安心して仕事ができる環境だなぁと思った。
- もっと堅苦しくて重々しい場所ばかりだと思っていたが,食堂があったり,自販機があったりしてイメージと違った.日本庭園がすばらしかった。
- この場所で日本と諸外国との調整を行っていると思うと不思議な感覚がした。
- 窓から国会議事堂などの建物がとてもキレイに見えた。
- (イ)省員の話・様子
- 助けを求めている外国に手をさしのべている等,活動内容の説明。
- 若いうちに異文化や様々な価値観に触れることの大切さ。
- OBから聞いたタンザニアやエルサルバドルでの仕事の内容。
- 外務省に勤務して25年になるが,そのうち13年は外国にいたという話。
- 領土問題や国際関係についてだけの仕事だと思っていたが,外国との経済交渉をする仕事もあること。
- 自分の国に誇りを持つということ。
- 省員の約1/4が女性であること。女性の社会進出の場として,外務省はすばらしいと感じた。
- 自分の意見を主張する大切さ。
- 英語以外の語学を専門語学にしている人は,英語を独学で身につけなくてはならないこと。英語を使えることが当たり前の世界だということ。
- 外務省員の多くは海外勤務だということ。
- 職員がイメージと違って,面白い冗談を言っていたこと。
- (ア)省内全般
- (2)感想・意見など
- 堅いイメージがあった外務省だが,緊張感もありながら楽しむことができた。
- 海外で仕事をしたいと思っている身としては,非常に興味深く貴重な体験をさせてもらった。外国を見る目だけでなく,日本を見る目も変わった。
- 外国との交流の中で大切なことは「自分が日本人であることを誇りに思う気持ち」を持つことだと聞いて感動した。語学の強化を頑張ります。
- 外務省の仕事に興味を持ちました。
- いつもテレビでしか見たことがなかったので,実際に来てみて現実味が出た。将来の夢として考えたいです。
- とても面白かった。大変だけど,外務省で働くのにも憧れます。
- 自分が通う高校の卒業生が話してくれたことで,とても遠い存在に感じていた外務省が少し身近に感じられ,興味を持つことができた。とても勉強になる話で,聞くことができてとても良かった。
- 今後は今日学んだことを活かせるように生活していきたいです。
- 今度からは積極的にニュースを深く見ようと思った。
- 高校のうちに語学力の基礎をきちんと身につけておこうと思った。
- 日常ではなかなか見られないところで,感動した。
- 外務省はぱっとしたイメージがあまりなく,ただ外交という固定観念しかなかったが,通訳等の語学のスペシャリストがいたり,人前で国を代表してスピーチをする人がいたり,陰で日本の将来を支えている素晴らしい機関であると感じた。こんなにも貴重な経験は本当に滅多にできないと思う。このような優しい人達に囲まれ,このような環境にいられたことに感謝したい。今後の生活の糧となるよう,見たもの聞いたものを漏らさぬように,持ち帰りたいと思う。